次号112号オイカワ/カワムツ特集取材日記20 「いくらでも釣れる」篇

おニャン子クラブが解散した年に、『フライの雑誌』が創刊したと知った……。冬のオペラグラス……。会員番号4番……。

昨日。台風一過の朝。大雨が降ると様子を見に行きたくなる釣り師の本能に従い、川を見に行ったら、ばっちり釣りになりそうだった。むしろ今季最大のチャンス到来と見た。が、昨日はいそがしくて川へ行けなかった。すげえ行きたかったのに。

九州の大雨でパトロール中に消息不明になった県職員さん3人が、無事だったという。よかったなあ。本当によかった。歳とったせいか、ぜんぜん関係ないのに涙ぐんでしまった。

現場に引きかえ、空調の効いた部屋の中で指示出してるえらい人たちが、いったい何をやっているというんだい。稲田と安倍と菅と野田佳彦と小池百合子で手つないで川見に行ってくればいいじゃんと思う。そして落ちてしまえ。

今朝、ちょっと川行ってきた。やっぱすげぇ釣れた。写真で紹介。

ばっちりっすよ
一昨日よかったマシュマロアントのソフトハックルで始めたが、今日はだめだった。三投で二葉に交換。
一投目で来た
パターンもあるけど、たぶんタナの方が大きい
ばんばんくる。「沈める釣りはタナが九割」という本を書こうかな
この川じゃけっこういい型の本バヤもきた
アブラッパヤもきた。ハハも来ました ハハも来た 私も仲間に入れてよね、云々という猥歌を不意に思いだした。こんなにきれいな川の真ん中で
オイカワ竿は、柔らかければいいってものじゃない。茹でたスパゲティのこっち側の端っこをつまんで流れの向こうの10センチのオイカワとぐにゃぐにゃやってもあんまり面白くない。今日の竿は松井田のアンクルサムさんで買った白戸バンブーロッド。ちょっと軽めの2番ラインを乗せた。買ったのはずいぶん前だが、最近になってこの竿の違った側面の魅力がみえてきた。若いやつにゃ分かるまい
気分よくなったところで今から仕事する。

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色んなこと考えるなあ。即制作する意欲、即やっちゃえる技術、即発信できる環境。21世紀すごいなあ。紙媒体がかなうわけない。って、違うだろー。仕事します。

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『水生昆虫アルバム  A FLY FISHER’S VIEW』島崎憲司郎(文・写真・イラスト) 1997年初版、2000年第2版2刷、2005年に新装版。フライフィッシングの世界観を変えたといわれる古典。