夕方に川へ行けない日が三日も続くと、からだとこころの調子が悪くなってくる。気分鬱々として愉しまず。イライラしてくる感じ。
夏休みだとかで、近所の厨坊はダラダラと家にいる。目障りである。ゆるんだ生活態度ばかりが気になる。つい、「お前、やることやってんのか。」と、小言を言ってしまう。
しかし近所の厨坊はさいきん、つとに生意気になってきた。ほぼ常に家にいる近所のおじさんの、うだつの上がらない人生の日々を、厨坊なりに観察している風でもある。
そのうち、逆に言い返されるかもしれない。「お前こそ、どうなんだ。やることやってんのか。」
わあ、すいません、やろうかな、という気持ちだけはあるんです。
「うるさい。葛西善蔵じゃあるまいし、働け」。
ああ、すみません。僕、エビフライ食べようかな。
世の中いろいろあるが、そんなもの、夕方に30分川に立つだけで革命できる。
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昨日、たまたまテレビをつけたら田中泯さんが出ていて吃驚。「正直言ってお金よりわたしの方がえらい」、「どこかの総理大臣が〝この道を前へ〟って大きなお世話だ」、とかカッコよすぎる74歳に元気もらった。田中泯に「踊りたければギャラなしでも踊る?」とか聞く阿川佐和子さん無双。