ニセ科学の水ぜんぶ抜く。

愛知県南知多町はEM菌推しだそうだ。保育園のパパの会で、先生が〈ゲーム脳のこわさ〉を語りだしたんで、その場で議論に持ち込んだことがある。同じパパ仲間のゲームデザイナーさんがまっ赤な顔になってるのが気の毒すぎた。先生はちゃんと対応してくれた。ニセ科学を奉じる行政には、「勉強してね。」としか言いようがない。

池の水ぜんぶ抜くテレビのロケについて、あの、よく考えると、それってじつは生きものまとめて大量虐殺じゃないんですかねと、話題になっている。なにを今ごろと思う。人間入ってる気密室の空気ぜんぶ抜けばみんな死ぬのは当たり前。「在来種保護のためにはテレビ東京こそ駆除した方がいいんじゃない?」とか言ってやればいいと思う。

決算月。どうせ赤字な法人決算のまとめほど、生産性のない、しち面倒くさくて、気持ちが後ろ向きになる作業はない。だからといって適当に書類を黒く改ざんするわけにはいかない。「いくらなんでも、そんなつもりはまったくありません。それはいくらなんでも…それはいくらなんでもご容赦ください」と力いっぱい叫んでも、庶民は刑務所へ入れられてしまう。

まじめに生きよう。

[フライの雑誌-直送便] 「フライの雑誌」次号第114号は6月に発行します 

魔魚狩り ブラックバスはなぜ殺されるのか 水口憲哉(著)|ブラックバスは、濡れ衣だ! 異色のベストセラー
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桜鱒の棲む川 水口憲哉(2010)
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『淡水魚の放射能 川と湖の魚たちにいま何が起きているのか』(水口憲哉=著/フライの雑誌社刊)
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