本誌に「トラディショナル・スペイキャストの基本スタイル」を連載してくださった川本勉さんのFLYイナガキさんが、新しく〈トラディショナル・スペイキャスト〉用のフライラインを開発した。DT8F・DT9F・DT10Fの90フィート。「トラディショナル・スペイキャストを実現する、ダブルテーパー サーモンスペイライン」とのこと。
じつはこのラインの企画を耳にした時点で、インサイダー気味に個人的に予約してあって、すでに一本手元へ届いてる。すみません。
だって川本さんのスペイキャストを実際に見れば、あのかっこいいキャストを自分でもやりたくなる。ラインがあればできるものではないが、ラインがあればできるかもしれないでしょ、と思うのが、釣り師の性。
> 川本勉さんのトラディショナル・スペイキャストと逆ドリフトを見てきた。
もうひとついうと、イナガキさんは、新しくグラスロッドとグラファイトロッドもリリースするという。こちらの情報は昨日聞いた。
イナガキのグラスと言えばあの幻のゼフィルス。なにしろ数が少なかった。自分で現物をさわって、これぜったい欲しいでしょと思った時には、もうモノがなかった。今は市場価格がとんでもないことになっている。
次にイナガキグラスがでるならぜったい買うと決めていた。ラインもロッドも、使いたい川は決まってる。雑誌は遅いがこういうことは早い。
締切までに実物を入手できれば、第114号でレポします。「フライの雑誌」の場合は、パブリシティとかステマとか忖度(そんたく)がありません。ぜんぶ自腹、ぜんぶ平等、ぜんぶ本音。ご期待ください。