くわしくなくて恐縮ですが、女子が釣りをするまんががあります。
名作「俺のスーパートラウト」シリーズに始まり、アニメ化された「ゆるキャン△」では山中湖、本栖湖あたりが聖地となっているという。分からないけどたぶん釣りしてるんじゃないか。「放課後ていぼう日誌」とかモロ堤防釣りだ。「葉弥!」では、フナを食いちぎり骨だけにするフロリダバスの恐怖を描いていた。あれはひどかった。
そんな中、「まんがタイムきららフォワード」6月号に、海で「ヒュッ」とフライを投げている女子のまんが、うちのまいこさんの読み切り「スローループ」が載っているということで、明日隣町へ買いに行く。
まさか海のフライフィッシングが流行っているのだろうか。
中馬さんへ海フライの個人レッスンを乞うため、入門女子が夢屋の前に列をなす時代がついに来た。来てしまった。
「シングルホールだけで最低半年間かかります」
「がんばります!」
「日々の探りが大切です」
「日々の探りに参加します!」
「毎日釣りに行きましょう」
「明日の朝、お迎えに上がります!」
「海は広いな、大きいな、(はい)」
「どこに魚がいるのやら!」
「いない魚は釣れません」
「いない魚は釣れません!」
けなげだ。
いい。
渓流ピューリタンとか、英国貴族マニアックスとか、マス以外はゲテモノ呼ばわりレイシストとか、勝手に好きならそれでいいのに、自分の好み以外の他人を馬鹿にする方がいる。同じ釣り人だから、ましてや同じフライフィッシャーなんだから、うろんな視線でたわごと言ってないで現実世界に向き合って仲良くしましょう。