山中湖ワカサギ報告

みそかにフラれた河口湖ワカサギの仇を、正月に山中湖のワカサギへとりに行った。山中湖ワカサギにとっては迷惑なことだ。

朝5時半に山中湖湖畔山中へ到着。富士五湖はたいてい午後から風が強くなるものだが、この日は低気圧の接近でまだ暗いうちから強風が吹き荒れていた。ボート屋さんのおやじさんに大丈夫かと聞くと「どうかねえ」との答え。

今日のドーム船には初めて乗る。朝6時、さらに強まる強風の中を、沖に係留してあるドーム船へ向けてお兄さんのモーターボートで出航。白波をけたてて母船に着いたらストーブの火がついていない。お客さんが震えながら自分でストーブをつけていた。ドーム船なのに激寒。

仕掛けを下ろしたが船が風に流されて仕掛けが落ち着かない。本来対面では入れないだろうという狭い釣り座の対面へ、「奥から詰めろと言われたから」という二人組が入って来て竿を2本だし、ラジオを大音量にかけてチューハイを飲みだした。案の定おまつり。

釣りはじめてわずか90分、送ってくれたお兄さんが再登場し「危ないんで帰港します。仕掛けをあげてください。」だって。だったら最初から欠航してくださいな。後から聞いたらその日、同じ山中地区にある他のドーム船は欠航していた。激寒だし使い勝手もよくないし、釣り座は2倍詰めで金儲け主義のこっちの船には以降乗らないことにする。

帰路、河口湖のいつものボート屋さんへ寄った。もしかして河口湖は風が弱くてワカサギ釣りができるかもと期待していたが、やはりきびしい。ボート屋のお兄さんは、もう少しで手製の大桟橋が完成すると話してくれた。

「河口湖を釣りでもっと楽しめる湖にしたいんです」と爽やかに語る漁協組合員のお兄さんに、「山中湖なんかに浮気してゴメン」とあやまった。

おさまりがつかず、さらにあさ川でヤマベ釣り