オホーツクの男がやってきた2018

久しぶりにテレビでドラえもんを見て確信した。

自分のわがままが通らないと大きな声を出したり暴力を振るうジャイアンは、けして〝仲間〟じゃない。理解してやる必要は1ミリもない。

ジャイアンみたいな奴を〝仲間〟だと思おうとするから苦しくなるんだよと、学校でも社会でも、心優しいたくさんののび太に伝えたい。

ジャイアンとは関係なく、オホーツクの男が熱暑の東京へやってきた。

オホーツクからやって来たオホーツクの男とランブルさんで待ち合わせたあと、新橋の荒井商店さんでペルーのお料理をいただく。

味は記憶に裏付けられるというが、食べたことない味なのにうまい。うまいものは国境も文化も時代も関係なくうまい。

ふだんは「食い物は北海道がいちばんです」が口癖の北海道愛にあふれるオホーツクの男も、ペルー料理のヤギ肉を食べながら「うめぇ」連発でヤギ化。

「アキアジ至上主義者によるカラフトマスへのヘイトスピーチは許しがたい。カラフトマスの方が美味いべ。ちゃんと食べてみれ。」とオホーツクの男は語った。

「お盆に釣ったマスがあまりにも小さくて、うちのおっかあに〈なんだいこれは、ウグイかい?〉って言われたんですよ!」とオホーツクの男は泣いた。

オホーツクの男のこれらの発言は、阿佐ヶ谷ブネイコーヒーさんにおいて為された。おっさん二人のお洒落なカフェタイムのあと、「よし、じゃあ金魚釣り勝負するべ」「しましょ、しましょ」と駅前の釣り堀・寿々木園さんへいそいそと向かったところ定休日で、おっさん二人がっくし。

「オリンピックやるから東京でサマータイム導入は勝手ですけど、なんで北海道までサマータイムやんなきゃならないんすか。オホーツクの朝二時間早めてどうするんすか」。

ほんとだよ。東京だってオリンピックいらないよ。ボランティア11万人と各家庭の銀を供出しなくちゃ開催できないオリンピックってただの戦争じゃんか。

事故を起こした原発から出て困ってる処理水は、小池百合子の提言通りに都内へ打ち水すればよろし。タンク大量にあるし。汚染水を陸上へばらまく分には海洋投棄を禁じたロンドン条約違反じゃないそうだし。

トリチウムには害がないんでしょ。やばいストロンチウムは混ざってないんですかね。どなたか検証されたんですかね。また黙ってるんですかね。おれらまた騙されちゃうんですかね。

おいしいもの食べて仲間と笑っていい釣りしたいだけなんですこっちは。

ついでに古よりしばしば論議になっている釣り場で他人様のフライをもらう件について。マッチフライが手元にないとか、記念にしたいとか、押しつけられるなら別だが、最初から他人のフライをもらうのをあてにして釣り場に来るのは乞食と一緒。

自分で使うフライは自分で練習して自分で巻くか、それがいやならお店で完成フライを売ってるんだから、自分でお金を払って買えばいい。ルアーならどうなんですかね。あんたのルアーくれって言うのかね。

個人の感想ですけどね。世の中には色んな人がいますよね。

〈BFコードでライズの釣りがもっと面白い〉対談・次号第115号に掲載
バックファイヤーダン マシュマロ スティミュレーター etc.

〈水生昆虫アルバム〉BF-11〝ハネオチ〟状態のバックファイヤーダンを水平と水中から。こりゃ釣れますよね。インジケが水中から見えていない点にも注目。

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島崎憲司郎 著・写真・イラスト「新装版 水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW」
〈フライフィッシングの会〉さんはフライフィッシングをこれから始める新しいメンバーに『水生昆虫アルバム』を紹介しているという。上州屋八王子店さんが主催している初心者向け月一開催の高橋章さんフライタイイング教室でも「水生昆虫アルバム」を常時かたわらにおいて、タイイングを進めているとのこと。初版から21年たってもこうして読み継がれている。版元冥利に尽きるとはこのこと。 島崎憲司郎 著・写真・イラスト 水生昆虫と魚とフライフィッシングの本質的な関係を独特の筆致とまったく新しい視点で展開する衝撃の一冊。釣りと魚と自然にまつわる新しい古典。「新装版 水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW」
フライの雑誌-第114号特集1◎ブラックバス&ブルーギルのフライフィッシング 特集2◎[Shimazaki Flies]シマザキフライズへの道1 島崎憲司郎の大仕事 籠城五年
フライの雑誌 113(2017-18冬春号): ワイド特集◎釣り人エッセイ〈次の一手〉|天国の羽舟さんに|島崎憲司郎
○〈SHIMAZAKI FLIES〉シマザキフライズ・プロジェクトの現在AMAZON
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『葛西善蔵と釣りがしたい』(堀内正徳)
『葛西善蔵と釣りがしたい』(2013年5月16日発行)