こんな時代に定期購読

『フライの雑誌』最新第87号にこう書いた。

◎『フライの雑誌』発行ペースへのご理解を!
 フライの雑誌社では今後『フライの雑誌』の発行に加え、各種単行本の発行を拡大させていきたい所存です。が、こんな時代で人手を増やすことができません。また雑誌の質もさらに向上させたいと思います。
 そこでたいへん恐縮ですが、『フライの雑誌』の発行ペースについて、これまでの〝季刊〟を改め、〝おおむね季刊〟とさせていただきたくご理解をお願い申し上げます。あわてず急がない充実の4冊にご期待ください。 ※とはいえできるだけ1年に4冊の発行を心がけます。

こんなことを書いておいてじつは内心、申し訳なさと読者に怒られるんじゃないかというこわさでドキドキしていた。そうしたら先日こんな読者カードをいただいた。

〈おおむね季刊〉で構いませんから、これからも良質で面白い『フライの雑誌』を楽しみにしています。

まじに泣けた。しかも同じ趣旨のお手紙を何人かの方からいただいた。1980年代の『Angling』を特集した第87号はおかげさまで売り切れのお店もあるようだ。

折しもいまは『フライの雑誌』の年間定期購読更新のシーズンである。例年通りに毎日たくさんの郵便振替用紙が小社へ届いている。こんな時代にもあたたかい読者に支えられて発行を続けられています。

次号第88号からはなんと新しい連載が四つも始まります。そして特集は『フライの雑誌』でしか読めない、名物、専売特許、いち押しにして最終兵器のあれです。はっきり言ってすごいです。

というわけでお手続きがまだの方は『フライの雑誌』定期購読の継続・新規申し込みを、どうぞお忘れなくお願いします。

最新第87号