日本釣り場論77
中村智幸さん 講演録
自然繁殖を助けるために、
秋の大型魚は川へ戻してあげましょう。
写真・まとめ 本誌編集部
◎2018年2月24日、日本フライフィッシング協会(JFFA)主催で「フライフィッシャーマンと渓魚との関わり」と題した講演会が開かれた。つるや釣具店ハンドクラフト展と同日・同ビル開催の好企画だった。
本誌でもおなじみ「イワナをもっと増やしたい!」著者の中村智幸氏が、イワナ・ヤマメ・アマゴを増やすために釣り人が今シーズンからできることを、具体的に提案した。文中敬称略 (編集部)
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中村智幸さん
1963年信州伊那谷生まれ。国立研究開発法人水産研究・教育機構 中央水産研究所内水面研究センター センター長。渓流魚の人工産卵場を造成する技術を日本で初めて開発。渓流魚を増やす研究、漁協経営の研究など。全国を飛び回ってよりよい渓流釣り場づくりの実践を講演している。著書に人工産卵場造成の手法を初めて紹介した『イワナをもっと増やしたい!―「幻の魚」を守り、育て、利用する新しい方法 』(フライの雑誌社刊 2008)他多数。
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