パリ在住の戸出喜信画伯は富山県宇奈月町出身。釣り師としての戸出さんは北欧のサーモン、モンゴルのタイメン、南米のシートラウトなどを追いかけて世界各国を駆け回っている稀代の大物キラーです。『フライの雑誌』第92号から第96号に「フライフィッシング狂」を連載いただきました。若き日の戸出さんが宇奈月からパリへ渡った経緯は、第91号に書いてくださっています。
〈フライフィッシング狂〉戸出喜信
第91号 1968年、パリ
第92号 サーモンに狂った20年
第93号 モンゴルの巨大魚
第94号 あの日の木漏れ日を
第95号 セーヌ川でスペイキャスト
小誌編集部とは単行本『宇奈月小学校フライ教室日記』(本村雅宏著)がつむいでくれたご縁でした。昨夜は今月27日から日本橋三越で始まる個展の準備で帰国中の戸出さんと、フライショップ Loop to Loop ループ・トゥ・ループさん(武蔵境)で待ち合わせ。戸出さんとループ店主の横田さんをかこんで、ループに集まる仲間たちと楽しい夜を過ごしました。
話題は、釣り、釣り、釣り。国境も年齢も経験も立場も越えて、フライフィッシングはノーボーダーで仲間をつないでくれます。
タイトラインズ!

戸出さんがパタゴニアで釣ったシートラウト。ごんぶと。絶句。戸出さんは今まで釣ったトロフィーたちの写真を小さくプリントして財布のなかにしまっている。初対面のお相手にはかならずとり出して見せて説明してくれる。銀座、向島あたりでも同じことやっているんだろうなと、容易に想像できる。

65歳をすぎてからスペイキャストを始めた。もう面白くて面白くて、もっと早くから始めていればよかった、という戸出さんのフライ。フライを一本一本収納するチューブをオリジナルの工夫で製作してある。またこれがフライ本体と併せてカッコいい。

ループ・トゥ・ループさんの店内ですでに大盛り上がり。初めて会った同士でもフライフィッシング好きということですぐ仲良くなるのは、店主の横田さんの人柄もある。

居酒屋へ移動。真ん中でこちらを向いて笑っている眼鏡をかけた方は、『朝日のあたる川』著者の真柄慎一さん。さっき「あのう、フライください。そして戸出さんにフライを選んでほしいっす」と戸出さんにご所望していた。カッコいいのをもらってご満悦。

我々は気楽に話していますが、戸出さんのすごいプロファイルはこちら。

フライの雑誌-第116号 小さいフライとその釣り 隣人の〈小さいフライ〉ボックス|主要〈小さいフック〉原寸大・カタログ 全88種類|本音で語る〈小さいフライフック〉座談会|各種〈小さいフライフック〉の大検証|〈小さいフライ〉の釣り場と釣り方の実際|〈小さいフライ〉エッセイ 全60ページ超!
70年ぶりの漁業法改変に突っ込む|もっと釣れる海フライ|新刊〈ムーン・ベアも月を見ている〉プレビュー掲載
第116号からの【直送便】はこちらからお申し込みください 2019年2月14日発行


「ムーン・ベアも月を見ている クマを知る、クマから学ぶ 現代クマ学最前線」






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