もの言えばくちびるさむし。30年前と同じだ。ところで代替わり狂想曲と全く無関係に、自分の周りの連中はウハウハと釣りに行ってて笑える。日本の五月の連休はじつは釣りにはよい季節。人さえ多くなければ。
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卒論は〈STOP JAP〉を爆音ループさせながら書いた。
提出後の面談で、先生に「あなたは詩を書くのですか。散文を書くのですか。(さ、散文です) 言葉を大事にしなさい。」と指導されたのはよい思い出です。
ミチロウさんありがとう。さようなら。
ちなみにわたしの卒論のテーマは大正から昭和にかけての私小説作家のオムニバス感想文という自分でも訳のわからないもの。中身はまったく覚えていない。すぐに捨てた。
繰り返すとBGMは〈STOP JAP〉。
先生お気の毒です。ごめんなさい。
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昨日の夕方、川を見てきた。いい感じで増水してた。ウエーダーが必要だ。オイカワ番長たちが遡上してくる。一気にベストシーズンだ。ああなんて楽しみだろう。
浅川はオイカワ/カワムツの釣り場としては、環境がいいとは言えない。夏場は高音になり、石にノロがつきやすい。大雨が降れば一気に出水する。国交省の草狩り場と呼ばれるほどに(わたしが言っている)、大規模な河川工事が毎年必ず行なわれる。川の流れが毎年変わる。
でも夏の夕方の、ほんの1時間(30分でもいい)、サンダル履きで川に立ってフライを振れば、全身がオイカワまみれになる。その日にあったよしなしごとが、すっと消えて、明日からまた生きていこうと思える。
オイカワ/カワムツのフライフィッシング以外に、これほど身近で合法的なアッパー・ドラッグを知らない。
(オイカワとカワムツ、そのただならぬ魅力について 身近で楽しい! オイカワ/カワムツのフライフィッシング ハンドブック より)