突然機体がガクガクガクと

五日前、羽田空港へ向かうわたしは、どうひいき目に見ても、釣り竿っぽい長いものを抱えて、でかいカバン(長靴入ってる)を重そうに引きずり、鈍行のモノレールの窓からどよんとした運河を眺めている、ただのくたびれた冴えない釣りのおじさんだった。だけど心中は最高潮にウキウキワクワクテカテカしていた。大物釣るぜと。

毎日地元でオイカワ釣って、小菅だの会津だの日帰りしてイワナやヤマメ釣って、北海道行って朝から晩まで川を歩いてマス釣って、帰ってきたその日からオイカワ釣って、釣りにはまったくきりがない。今日も明日も死んでもずっと釣りしたい、ああ、どうしよう。

というようなどうでもいい懊悩が『葛西善蔵と釣りがしたい』には書いてあります。

帰り道、空の上で突然機体がガクガクガクと大きく揺れた。今回の釣り旅ではいいのを釣ったし美味しいもの食べたから堕ちてもいいかな、と本気で思った。釣り師はバカなんです。

マス釣りもいいけどオイカワ釣りも楽しい。やっぱりもっと釣りたい。墜ちなくてよかった。

夏のハヤ釣りはマシュマロアント。夏が来た。

第117号へ手描きの読者カードをいただいた。すごい上手!

紙のチカラ感じる。うれしい!

日高のクマの手作り、サクラマスのこっこの塩漬け。「北海道でいちばんうまいものかもしれない」発言つき。ごはんいくらでも食べられる。胃袋に物理的限界があるのがくやしい。

初日の夜はオホーツクの男も合流してすすきので宴会。ハッカクのからあげ。内地じゃ食べられない。

寿都町産のホッケ刺身、液体急速凍結もの。店頭で見つけて宿へ持ち帰ってナイフで切って。旅先のたのしみ。

いい釣りをするのと美味しいものを食べるだけで、人生には意味があると思ってる。こちらも神が恵み給いし美味しいもの。三陸岩手山田湾のホタテ貝。

動くよ。

神が恵み給いし美味しいもの。三陸岩手山田湾のぷっくりカキ。ソテーがすてき。いい釣りするのと美味しいものをいただく人生にはテッテ的にこだわりたい。昨日選挙に行ってきた。

フライの雑誌 117(2019夏号)|特集◎リリース釣り場 最新事情と新しい風|全国 自然河川のリリース釣り場 フォトカタログ 全国リリース釣り場の実態と本音 釣った魚の放し方 冬でも釣れる渓流釣り場 | 島崎憲司郎さんのハヤ釣りin桐生川
6月30日発行

[フライの雑誌-直送便] 『フライの雑誌』の新しい号が出るごとにお手元へ直送します。差し込みの読者ハガキ(料金受け取り人払い)、お電話(042-843-0667)、ファクス(042-843-0668)、インターネットで受け付けます。第116号は2月14日発行
身近で楽しい! オイカワ/カワムツのフライフィッシング ハンドブック 在庫お問い合わせください。

ムーン・ベアも月を見ている クマを知る、クマから学ぶ 現代クマ学最前線」

フライの雑誌社の単行本新刊「海フライの本3 海のフライフィッシング教書」

フライの雑誌-第116号 小さいフライとその釣り|主要〈小さいフック〉原寸大カタログ|本音座談会 2月14日発行
フライの雑誌 第115号 水面を狙え! 水生昆虫アルバム〈BFコード〉再
フライの雑誌-第114号特集◎ブラックバス&ブルーギルのフライフィッシング シマザキフライズへの道 島崎憲司郎
フライの雑誌第113号特集◎釣り人エッセイ〈次の一手〉|〈SHIMAZAKI FLIES〉の現在AMAZON
フライの雑誌-第112号 オイカワ/カワムツのフライフィッシング(2)
フライの雑誌-第111号 よく釣れる隣人のシマザキフライズ Shimazaki Flies

島崎憲司郎 著・写真・イラスト「新装版 水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW」
〈フライフィッシングの会〉さんはフライフィッシングをこれから始める新しいメンバーに『水生昆虫アルバム』を紹介しているという。上州屋八王子店さんが主催している初心者向け月一開催の高橋章さんフライタイイング教室でも「水生昆虫アルバム」を常時かたわらにおいて、タイイングを進めているとのこと。初版から21年たってもこうして読み継がれている。版元冥利に尽きるとはこのこと。 島崎憲司郎 著・写真・イラスト 水生昆虫と魚とフライフィッシングの本質的な関係を独特の筆致とまったく新しい視点で展開する衝撃の一冊。釣りと魚と自然にまつわる新しい古典。「新装版 水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW」
新装版 水生昆虫アルバム(島崎憲司郎)
『葛西善蔵と釣りがしたい』(堀内正徳)
『葛西善蔵と釣りがしたい』