『フライの雑誌』次号第118号の特集は〈マシュマロ大爆発〉です

本欄で随時報告しているように、個人的にここ数年、〈マシュマロ〉フライでたいへんいい思いをしています。ここに来て、全国の釣り人からマシュマロ・フライでいい思いをしたという声が編集部にガンガン届いています。

マシュマロ・スタイルの発祥とその効果については、本誌第98号の〈シマザキワールド13〉(2012)で、開発者の島崎憲司郎さんに書いてもらっていますので、そちらをご覧ください。

いわば現在のマシュマロ・ブームは発表から数えて第何回めかの波であるのですが、年を追うごと、季節を重ねるごとに釣りびとそれぞれの工夫が重ねられて、それぞれの釣りシーンごとに、より使いやすく、より釣れるように改良されているようです。

その情況で、本家御大の島崎憲司郎さんからアップルツイスターを使った新テクニックが発表されました。好き者さんはさっそく試しているようです。編集部もこの“クイーン・テク”をやってみたところ、これぁ面白いや!ということになりました。

おりしも、上州屋八王子店さんの恒例フライデーナイト「シマザキフライ・タイイングミーティング」の次回8.30(金)は〈マシュマロ〉だそうです。ぜひたくさんの皆さんのご参加を。もちろん編集部はがっちり取材にいきます。

ということで、『フライの雑誌』次号第118号の特集は〈マシュマロ・スタイル大爆発〉になりました! どうぞお楽しみに。そしてこれからの編集作業において、マシュマロ好きの皆様からのご協力をお願い申し上げます。

八王子のみんなの師匠、井上さんのアップルツイスターとバインドテクニックを使ったマシュマロ作例。すげえ。おしゃれ。釣れそう。

そしてこちらが編集部が動画一回観た記憶でTMC103BLの15番に巻いてみたもの。3本で15分。井上さんと同じ動画を観て巻いたものとは思えない、まったく別物の仕上がりですが、これはこれで釣れそうでしょ。アップルツイスターとバインドテクニックは、控えめに言ってクリップトヘッド・タイイングの革命です。

使いきって新しく購入したエアロドライウイングのブラック色。マシュマロを作りづらい。割れる。みんなの師匠に相談したところ「うん、今度のロットの品質はいまいちだね!」と即答。さすがヘビーユーザ。微妙だが既存品と比べると細かいソバージュみたいな波々が入ってる。鋤いたときに、ふわっとしてくれない。とりあえず最新ロットのブラック色で気づいた現象ですが他の色も要検証。マシュマロうまく作れないと困る。原料や製造工程を変更したのか、ただのばらつきなのか、ティムコさんへ聞いてみたい。改善希望。

新しい本と一緒に、20年も前の「フライの雑誌」バックナンバーを号数ご指名で注文していただいた。版元として無上の幸せを感じる。続けててよかったなって。

特集の中のカタい記事をきっちり読み込んで感想を送ってくださる読者の皆様に支えてもらっています。本当に幸せな版元です。

フライの雑誌 117(2019夏号)|特集◎リリース釣り場 最新事情と新しい風|全国 自然河川のリリース釣り場 フォトカタログ 全国リリース釣り場の実態と本音 釣った魚の放し方 冬でも釣れる渓流釣り場 | 島崎憲司郎さんのハヤ釣りin桐生川
6月30日発行

[フライの雑誌-直送便] 『フライの雑誌』の新しい号が出るごとにお手元へ直送します。差し込みの読者ハガキ(料金受け取り人払い)、お電話(042-843-0667)、ファクス(042-843-0668)、インターネットで受け付けます。第116号は2月14日発行
身近で楽しい! オイカワ/カワムツのフライフィッシング ハンドブック 在庫お問い合わせください。

ムーン・ベアも月を見ている クマを知る、クマから学ぶ 現代クマ学最前線」

フライの雑誌社の単行本新刊「海フライの本3 海のフライフィッシング教書」

フライの雑誌-第116号 小さいフライとその釣り|主要〈小さいフック〉原寸大カタログ|本音座談会 2月14日発行
フライの雑誌 第115号 水面を狙え! 水生昆虫アルバム〈BFコード〉再
フライの雑誌-第114号特集◎ブラックバス&ブルーギルのフライフィッシング シマザキフライズへの道 島崎憲司郎
フライの雑誌第113号特集◎釣り人エッセイ〈次の一手〉|〈SHIMAZAKI FLIES〉の現在AMAZON
フライの雑誌-第112号 オイカワ/カワムツのフライフィッシング(2)
フライの雑誌-第111号 よく釣れる隣人のシマザキフライズ Shimazaki Flies

島崎憲司郎 著・写真・イラスト「新装版 水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW」
〈フライフィッシングの会〉さんはフライフィッシングをこれから始める新しいメンバーに『水生昆虫アルバム』を紹介しているという。上州屋八王子店さんが主催している初心者向け月一開催の高橋章さんフライタイイング教室でも「水生昆虫アルバム」を常時かたわらにおいて、タイイングを進めているとのこと。初版から21年たってもこうして読み継がれている。版元冥利に尽きるとはこのこと。 島崎憲司郎 著・写真・イラスト 水生昆虫と魚とフライフィッシングの本質的な関係を独特の筆致とまったく新しい視点で展開する衝撃の一冊。釣りと魚と自然にまつわる新しい古典。「新装版 水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW」
新装版 水生昆虫アルバム(島崎憲司郎)
『葛西善蔵と釣りがしたい』(堀内正徳)
『葛西善蔵と釣りがしたい』