2019.8.31 湘南プロレス 横浜ラジアントホール大会 会場レポート

湘南プロレスの8.31横浜ラジアントホール大会へ行ってきました。弊社は釣り関係の出版社なので、プロレスにはあまり興味がない読者さんが多いと思いますが、試合レポします。

今年も豪華カードがそろった。

第一試合は増田明彦vs渡辺宏志。生意気そうな小学校低学年の軍団が西側客席に並んでいた。さいしょ「どっちもがんばれー」とかわざとめんどくさそうに声を出していて正直かなりウザかった。おじさんがよほど注意してやろうかと思ったが、試合が白熱してバンバン大きな音を出して受け身がとられるようになると、迫力に押された風で全員黙ってしまい、リングの上に視線が釘付けとなっていた。プロレスラーの凄さを思い知ったか。

ダンプ松本vs松井珠紗(みさ)。松井さん、なにもできず。目の前にフルメイクのダンプさんが立っていればそりゃ怖い。

最後はダンプさんがいい音出したラリアットからのその場スプラッシュ。久しぶりにダンプさんのスプラッシュを見られたのはよかった。ところでわたしは、ダンプさんの極悪マネージャーのアフロヘアのこの男、まじできらい。前に野次を飛ばしたらものすごい形相でブラフチャージされたことがある。熊かよ。

3WAYマッチ。旧姓広田さくらvsハイビスカスみぃvsリッキーフジ。みぃさん、尻出しロッカー、双子の母が対峙するという混沌。そこへなつかしいチョコチョコチョコチョコチョコボールの入場テーマが鳴り響いた。リッキーさんが連れて来たセコンドの大物Xは、なんとあのチョコボール向井さんだった! Iジャのファンにはたまらない。みぃさんがゴング前にチョコさんを指差して、「あたしあのひといやです! だってあのひと絶対へんなことするでしょ!」とマイクアピール。たいへん分かりやすくて会場に期待が高まる。チョコさんがへんなことしてくれるらしいぞ。チョコさんへんなことしてくれ。

危惧した通り、みぃさんが場外へ落ちるとチョコさんはさっそくヨダレを垂らさんばかりの表情になり、両手の指を開いて高速で小刻みに動かしながら、悲鳴をあげて逃げるみぃさんを追いかけ回してくれた。いいぞ。ところがチョコさんは広田が落ちても知らんぷり。逆に「ヘンなことしろよ」と、双子の母の広田が自分の胸をもみながらチョコさんを追いかけるベタ展開。会場ばかうけ。セクハラ系はとりあえず大衆ウケする。

試合はリッキーさんがいつもより多めに尻を出してそこへ広田の生・ボラギノール、みぃさんと二人で丸め込み。広田は指の匂いをパンチョ軽部レフェリーへかがせようとしていた。うへえ。ダブル駅弁も見られたのはよかった。そういえばむかしIWA-JAPANの屋外興行で、当時はまだめずらしいミクストマッチが組まれたことがあった。試合開始早々、折原昌夫が三田英津子の両胸をいきなりわしづかみしてあの三田さんに「きゃー」と言わせ、そのままコーナー対角へ押し込んたことがあった。びっくりしたものだ。

伊藤崇文&ロッキー川村vsジョータ&YANAGAWA。バッチバチ。ジョータもいいがYANAGAWAさんもいい。ロッキーは相変わらず。

去年につづいてジョータ&YANAGAWA組が二連勝! 今日はずいぶんと伊藤さんが働いていた。ロッキーは相変わらず。

メインは松崎和彦&雷神矢口&火野裕士vsウルトラセブン&関本大介&高杉祐希。超豪華じゃないですか! 関本大介と火野裕士のマッチアップ。おそろしい。客席のほとんどを占めていたプロレス初心者の皆様が一瞬息をのみ、ついで一斉にわーっとなるど迫力。

あまりにも不甲斐ない祐希さん。どうにもきびしい。試合中、客席に振り向いて「みんな祐希を応援してくれ!」と何度も大声を出していた関本さん。偉大だ。西側の小学校低学年の軍団は、番長松崎さんが出てくるとみんなで「先生がんばれー!!」と応援していた。空手教室の教え子らしい。いい。

レスラー生活30周年の松崎番長が、関本さんのフロッグスプラッシュを返して(!)、「伝統芸能ネックブリーカー」(新命名)で祐希からピン!

8.31 湘南プロレス 横浜ラジアントホール大会ポスター

湘南名物、幸せな感じの大団円。矢口さんは浅草浅草言い過ぎ。

チョコボール向井選手の現役時代。ノアへ参戦。NOAH Differ Cup 2003 – Tetsuhiro Kuroda, Chocoball Mukai VS Gran Naniwa, Jun Kasai.