以前、わたしがなにげなく「先週の日曜日はどピーカンだったね。」と言ったら、わたしより若い人に「プッ。」と軽く吹かれ、今どきそんな言葉は使いませんよ、とさとされたことがある。さらに以前、「解禁当初は魚がフライに初心(ウブ)だから入れ食いで。」と言ったとき、同じ人に「魚がウブって聞いたことがない。」と吹かれたこともある。
最近は使いませんよ、と言われると余計に使いたくなるのが、いやらしいメタ志向中年の面目躍如だ。本名は白銀本気(しろがね もとき)なのに、21世紀になってもまだ「マジと呼んでください」と自ら名乗るみたいなものだ。フライフィッシングなんかやってれば、どうしたってメタ傾向になる。
いやちょっと待て。姓名が白銀本気の時点ですでに十分メタメタやないか。
どうでもいいけど。

昨日はおっさん二人で、

「どピーカンの真ッ昼間でもガンガン釣れるね!!」

と言い合って喜んでいた。

たいへん楽しかった。


フライの雑誌 117(2019夏号)|特集◎リリース釣り場 最新事情と新しい風|全国 自然河川のリリース釣り場 フォトカタログ 全国リリース釣り場の実態と本音 釣った魚の放し方 冬でも釣れる渓流釣り場 | 島崎憲司郎さんのハヤ釣りin桐生川
6月30日発行

「ムーン・ベアも月を見ている クマを知る、クマから学ぶ 現代クマ学最前線」 ※ムーン・ベアとはツキノワグマのことです。




