当編集部は多摩川支流・浅川中流部の川っぺりにあります。
12日午後から夜半にかけての台風19号の報道で、浅川が全国的に有名になりました。橋の欄干へ滝のような水流が折れよとばかりに容赦なく打ちつけるなか、健気にこらえている「浅川:浅川橋水位観測所/東京都八王子市大横町 (右岸) 」の映像が何度流れたことか。
昨日午後から夜にかけて、編集部の地理関係を知っている仲間からご架電、メールなどで安否確認をいただきました。そのたび「大丈夫〜♡」と返しましたが、実はけっこう神経質になっていました。
大雨の中、1時間ごとに川の水位を見に行っていました。
大雨の時は川の様子を見に行くなというのが、最近は危険回避のための合言葉のようになっているようです。ひと様には一切すすめませんが、自分は危険回避のためにこそ川を見に行きます。だって知らないうちに川の水が増えていたらそれこそおっかないです。
国の河川防災情報は、地元民にとってみればあてになりません。ウェブサイトへ数字が出る前に足元へ水がきます。しかも昨夜は国交省のサーバがダウンしていたという体たらくです。今井絵理子(elly)より自分を信じます。
渓流釣りの最中の鉄砲水だって、周囲の状況に神経を張っておけば事前に察知できる可能性が高まります。今年になってから、たとえばこんなこともありました。
川の様子を見に行って、自分でひっくりかえるのは仕方ないです。と言うと、「きみが流されるのは勝手だが、捜索するのに消防や自衛隊のひとに面倒をかけるじゃないか」という立派な野次馬の方もいらっしゃるかもしれませんが、すいません、私、失敗しないので。そもそも人間はつねに誰かに面倒をかけて生きている生き物です。
でもまあ、お年寄りが大雨のとき、「では川の様子を見に行ってくるかのぅ、」と言い出したら、自分は全力で止めます。昨日も近所の小学一年生が、荒れ狂う川のほうへ、ふざけて土手の階段を降りて行くそぶりを見せたので、「お前そっち行っちゃだめだコラ」と、オールブラックスがタックルするくらいの勢いで真剣に叱っておきました。
どうか、どうか皆様、健康で安全に、いつまでもよい釣りを。
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10代の近所のお兄ちゃんは、昨夜の間は節電のためにスマホを閉じていた。今朝になってLINEを開いたら、何人かに「死んだと思った」と書き込まれたという。だから「いいかよく聞け。そいつらは友達じゃないぞ」と、人生で大切な真理を教えた。お前も「死んだと思った」って言われてヘラヘラ笑ってんじゃないよ。ふざけんな。
土手の上から危機回避のための定点観測中。 pic.twitter.com/qbD2Je0pWN
— 堀内正徳 (@jiroasakawa) October 12, 2019
危機回避のための定点観測。90分で15センチ増えたっぽい。まだまだ余裕あるけど夕方以降にどれくらい降るかですねと近所の人と話した。かわいそうにタヌキが草むらをゴソゴソしていた。 pic.twitter.com/0D7deVoTZl
— 堀内正徳 (@jiroasakawa) October 12, 2019
オイカワたちは大丈夫だろうか。さっきのタヌキは、、大丈夫だよね。 pic.twitter.com/mgRHqz2Cke
— 堀内正徳 (@jiroasakawa) October 12, 2019
12日 11時
12日 15時30分
13日 07時
12日 15時30分
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フライの雑誌 117(2019夏号)|特集◎リリース釣り場 最新事情と新しい風|全国 自然河川のリリース釣り場 フォトカタログ 全国リリース釣り場の実態と本音 釣った魚の放し方 冬でも釣れる渓流釣り場 | 島崎憲司郎さんのハヤ釣りin桐生川
フライの雑誌-第116号 小さいフライとその釣り|主要〈小さいフック〉原寸大カタログ|本音座談会 2月14日発行