『フライの雑誌』第116号から、 TOPICS 新潟県三条市がプロデュース|〝秘境〟吉ケ平でアウトドア&フライフィッシング を公開します。
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TOPICS|編集部まとめ
新潟県三条市がプロデュース
秘境・吉ケ平で
アウトドア&フライフィッシング
●新潟県三条市を流れる五十嵐川支流、守門川最上流の旧下田(しただ)村・吉ヶ平集落は、かつて越後と会津を結ぶ八十里越街道の越後側の玄関口として栄えた。八十里越は司馬遼太郎の小説「峠」の舞台だ。昭和45年、過疎化による吉ヶ平住民の集団離村は全国のニュースになった。
●高度な金属加工で世界的に知られている三条市は、地域の価値を再発見する試みの中で、下田地区の豊かな自然と歴史の厚みに注目。吉ヶ平と周辺の情報を発信している。
●三条市が管理する〈吉ヶ平自然体感の郷〉は、2015年に建替えた吉ヶ平山荘を中心にキャンプ場、釣池、炭焼き小屋を併設したアウトドア拠点。大蛇伝説を伝える神秘の池、雨生ケ池(まおいがいけ)までトレッキングを楽しめる。雨生ケ池で最初に発見されてその名をつけられた希少トンボ、アマゴイルリトンボがいる。
●〈吉ヶ平自然体感の郷〉に敷地を接して、守門川の自然渓流を利用した〈吉ヶ平フィッシングパーク〉がある。釣法は疑似餌釣りのみ。地元の方のフライフィッシングへの理解が深いのは、三条市がスノーピーク、キャプテンスタッグといった大手アウトドア用品メーカーの本拠地だからか。
●全国有数の豪雪地帯である吉ヶ平には今なお、電気、水道、インターネットの一切が通じていない。雪代のため釣りができるシーズンも6月〜9月と短い。山荘で使用する電気は、沢水を利用した小規模水力発電で得ている。夜になれば管理人も山を下りる。三条市の中心部から、わずか車で1時間ほどの〝秘境〟である。
●吉ヶ平の特異な環境は、逆にどこにもないバリューになる可能性がある。三条市は今後とりわけフライフィッシングを通じて、吉ヶ平の魅力を知ってほしいと考えているようだ。ぜひ息の長い、腰を据えた取り組みを期待したい。審美眼はきびしいが、気にいると上質で長期的なファンになってくれるのがフライフィッシャーという人種です。
●吉ヶ平周辺は、温泉、美味しいものが豊富だ。市中心部で定期的に開かれる「三条マルシェ」は地域色あふれる食品雑貨店が参加する露店イベントで、毎回1万人以上を集める。旅のきっかけは釣りだけじゃない。
(堀内)

吉ヶ平の初夏。「吉ヶ平フィッシングパーク」のウェブサイトから

【下田郷をFFで盛り上げたい。】11月10日(日)新潟県三条市にて「FLY FISHING EXPO下田郷」が開催されます!|つり人社発行『FlyFisher』誌(2019年12月号)
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ツキノワグマは秋のドングリ採食で翌年夏までのエネルギーを蓄える-農工大
上は、農工大大学院農学研究院自然環境保全学部門の小池伸介准教授、東農大地域環境科学部森林総合科学科教授で、『ムーン・ベアも月を見ている』著者の山﨑晃司さんらによる研究。
研究の過程については同書でも触れられています。

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フライの雑誌-第118号|フライの雑誌 118(2019秋冬号): 特集◎シマザキ・マシュマロ・スタイル とにかく釣れるシンプルフライ|使いやすく、よく釣れることで人気を集めているフライデザイン〈マシュマロ・スタイル〉。実績ある全国のマシュマロフライが大集合。フライパターンと釣り方、タイイングを徹底解説。新作シマザキフライも初公開。永久保存版。|島崎憲司郎|備前 貢|水口憲哉|中馬達雄|牧 浩之|荻原魚雷|樋口明雄

「ムーン・ベアも月を見ている クマを知る、クマから学ぶ 現代クマ学最前線」 ※ムーン・ベアとはツキノワグマのことです。



フライの雑誌 117(2019夏号)|特集◎リリース釣り場 最新事情と新しい風|全国 自然河川のリリース釣り場 フォトカタログ 全国リリース釣り場の実態と本音 釣った魚の放し方 冬でも釣れる渓流釣り場 | 島崎憲司郎さんのハヤ釣りin桐生川







