零細版元は出す本の一冊一冊の売れ行きに、自分と会社の文字通りの生死が賭かっている。風にびゅうと吹かれるユスリカやガガンボみたいな弱っちい身ではあっても、誇りは売らない。(ヒュウ。ちょっと盛った)
たとえばこういう2万字超の、ヘンタイ級なガガンボ座談会のベタ起こしを、雑誌の記事にまとめられるのは、世界中でわたししかいない。需要があるかないかはとりあえず先送りだ。
自分が面白いものは読者も面白いと感じてくれるはずだと信じている。それで今までなんとか回ってきた。そして次の面白いものを教えてくれるのも読者だ。読者には感謝しかない。
というわけで次号のガガンボ特集も面白いです。