こないだの日曜日は、ほぼ半月ぶりにおいもを買えた。私は野暮用があったので5歳児をおつかいに出して買ってきてもらった。「いつものおじさんと違ったよ」ということだが、5歳児の言うことなのであてにならない。いずれにせよおいもを買わないといまいちその週の調子が出ないため、やっと買えた今週はイケイケドンドンである(死語)。
というわけでまた夜逃げしてきた。もちろん河口湖ワカサギである。もうほんといいかげんにしようよ。あきらめなって! と自分で思わないでもない。先週と同じように家族そろって暗い内からごそごそ支度して、ご近所の迷惑にならないように声を殺して車に乗り込んで、そうっと出発した。やっぱり夜逃げだよね。
早朝、浅川ワンドの「湖波」に着いた。いつもの兄さんにニコニコと迎えてもらって、その笑顔を見るだけで満足して、釣れなくてもいいや・・・と思ったのも先週と同じ。ちょっと待て。縁起でもないでしょ。
兄さんから遊漁券を買ったら「H22.2.22」と日付のスタンプがでた。兄さんが「お、ゾロ目ですね」と反応するので私が「じゃあ今日は222匹かな」と言ったら、兄さんが「いやいや2万2千2匹でしょう!」 私「ボート沈んじゃうよ!」 家人「助けにきてくださいね!」。
浜辺でみんなで腰に手を当ててガハハと高笑いし合った。まったくくだらないが、これが正しい釣り人の会話である。
そしてその結果は。・・・兄さんの救援ボートは出動しませんでしたとだけ言っておきます。
じつは先週は、『フライの雑誌』第80号の特集「名人とは何か」にも出てもらって私が大好きな服部名人が、IGFAの名誉ある殿堂入りを果たした。私は2/20の芦ノ湖の特別解禁に行ってイイ思いをして、その帰りに本栖湖へ寄ってツラい思いをさせられたりと、語りたいネタが盛りだくさんだった。後日語れたら語ります。
私がこんな日々を続けられるのも『フライの雑誌』が発行されつづけているおかげだ。だからみなさん2月末発売の次の第88号もきっちり買ってやってください。末広がりの一冊です。