素晴らしいヒト、モノ、コトを探して素晴らしいと言い続けます。
どんな時でもこころの中は晴れ晴れと。
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災害復旧工事からの河川変遷。とても興味深い写真記録。重機での浚渫による淵の再生も。津江漁協さん。
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疫病対策で大立ち回りを見せているお国から、〈新しい生活様式〉が提示されました。ご親切にありがたいことです。飛沫感染を防ぐため、「食事時は対面ではなく並列、あるいは直角に座りましょう」という提案がありました。
イメージとしては、裏切り者をまじえた最後の晩餐、目玉焼きをジュルジュルすする家族ゲーム、大河ドラマで落城寸前の武将たちの涙の合議、仁義なき戦いで盃を交わす親分どもの宴席とか、そんな感じですかね。あんまりいいイメージがでてこなくてすみません。
それで思い出しました。
20世紀のことですが、入社時の営業研修で、お客さんと対面じゃなくて90度に座ると話が弾むぞ、と自分は教えられました。
そこで、今でも覚えていますが、単独で出向いた客先との初めての打ち合わせでした。挨拶した後で、お客さんが着席するのを待って、お客さんの隣りの椅子に並んで座りました。
四つ椅子のある丸テーブルでした。密です。じゃなくて90度です。
するとお客さんは黙って腰を浮かせ、椅子を一個ずらして逃げました。とうぜん追いかけて横に座りました。また一個逃げられたので追いかけて横に着席しました。これを都合四回繰り返しました。
元に戻ってお客さんはあきらめたようでした。二人でテーブル一周旅行しました。
初夏の昼下がりの新宿NSビルでした。楽しかったな。
話が弾んだかどうか覚えてません。どちらかというと嫌がられたような気がします。
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小さいフライフックをタイイングするとき、バイスでパチンしてお部屋へ飛ばすと、10分の9の確率で見つけられません。10分の1の確率で誰かの靴下で再会して、それはもう10分の10の確率で、こっぴどく叱られます。素晴らしい。
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フライの雑誌社では、ここに来て日々の出荷数が増えています。「フライの雑誌」のバックナンバーが号数指名で売れるのはうれしいです。時間が経っても古びる内容じゃないと認めていただいた気がします。そしてもちろん単行本も。
島崎憲司郎さんの『水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW』は各所で絶賛されてきた超ロングセラーの古典です。このところ突出して出荷数が伸びています。