いえなに、
60のブラウンをかけて寄せるまでは完璧だったのに、足元でネットインするときにミスって、5ポンド切られた。ただそれだけの話ですよ。
神様がくれた千載一遇のチャンスだったのに。九回二死まで完全試合だったのに。最後に緊張して自分でボークぶっこんだ。
一生ものの大物だったのに。悔しさで胸いっぱい。神さま。
わりといいところまでは行くのだけれども、詰めが甘くて収穫直前に果実を逃す。まるで人生みたいだ。なんて考えるとココロがどうにかなってしまいそう。
だからそういう風には考えない。そうやって生き延びてきた。これからも生きてゆこう。
神さま、来週もうワンチャンスください。
「だけどかっこいいつもりなんだってさ。」が泣かせる。
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フライの雑誌社では、ここに来て日々の出荷数が増えています。「フライの雑誌」のバックナンバーが号数指名で売れるのはうれしいです。時間が経っても古びる内容じゃないと認めていただいた気がします。そしてもちろん単行本も。
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