たまには真面目なこと言います。
一冊の単行本が百万部売れる社会より、千冊の単行本がそれぞれ千部売れて、色んな人に読まれる社会のほうが、たぶん暮らしやすい社会だろうと思って、仕事しています。
これから世の中がどんな風に変わっても、尺ヤマメが一日に10匹釣れるよ、と甘く囁かれても、フライの雑誌社のスタンスは同じです。
一日に11匹釣れるよといわれれば、少し考えるかもしれません。
あと、百万部の注文はいつでもウエルカムです。
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フライの雑誌社では、ここに来て日々の出荷数が増えています。「フライの雑誌」のバックナンバーが号数指名で売れるのはうれしいです。時間が経っても古びる内容じゃないと認めていただいた気がします。そしてもちろん単行本も。
島崎憲司郎さんの『水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW』は各所で絶賛されてきた超ロングセラーの古典です。このところ突出して出荷数が伸びています。