「死して屍ひろう者なし」

釣りビジョンさんのコラムにこんなのを書いた。

さあ渓流本格解禁、いまはとってもいそがしい。真っ昼間にマッチ・ザ・ハッチでライズしているヤマメを獲るのは、フライフィッシングのもっともおもしろい釣り方の一つである。関東近辺の場合、まさに解禁当初のいまが最盛期だ。

…桂川では解禁すぐからエルモンヒラタカゲロウがひらひらと舞う。ぱっと見には白い柔らかなティッシュが風に踊っているように見える。じつは私、今年は解禁日をふくめてもうすでに何回か桂川へ通っている。その結果は。。。死して屍ひろう者なし。

4月発行の新刊単行本、『桜鱒の棲む川』の編集締め切り直前ということで、残念ながらこれから2週間ほどは、編集部でサクラマスの缶詰とならざるをえない。…エルモン終わっちゃうかなぁ。

「死して屍ひろう者なし」。じつはこれが言いたかった。

桂川で。