上州屋八王子店さんの「フライタイイング・デモンストレーション・パーティー 市村晃さん|高橋章さん|水野隆信さん|菅野施公詞さん|井上逸郎さん|井草宣一さん」へ行ってきました。
フライタイイング楽しい。十人十色ながら大事な肝は相通じます。
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誰が相手でも親切で面倒見のいい井上さんは、〈みんなの師匠〉と呼ばれています。いつ誰が呼び始めたのでしょう。ここでおさらいしておきましょう。
最初は、盟友の松井さんが半分ふざけて「師匠、師匠、」と呼びかけていたのを、井上さんにお世話になった釣り仲間の皆さんが、真似して「師匠、師匠、」と呼びました。
ところがある時、井上さんが照れくさそうに、「あのさ、〈師匠〉って呼ばれるの、俺ちょっと恥ずかしいんだけど。」と言いだしました。
ではどんな風にお呼びすればいいのでしょうか。皆で固唾を飲んで次の言葉を待ったのです。するとしばらく後、「うーん、たとえば……〈みんなの師匠〉とかさ。」と、井上さんは言ったのでした。
なんか引っかかりどころがずれてる気もしますが、とにかくそれ以降、井上さんは〈みんなの師匠〉になったのです。
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フライの雑誌社では、ここに来て日々の出荷数が増えています。「フライの雑誌」のバックナンバーが号数指名で売れるのはうれしいです。時間が経っても古びる内容じゃないと認めていただいた気がします。そしてもちろん単行本も。
島崎憲司郎さんの『水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW』は各所で絶賛されてきた超ロングセラーの古典です。このところ突出して出荷数が伸びています。