茨城のくるくる寿司へ/格差社会について考える

茨城へ『フライの雑誌』次号に掲載予定の対談の収録。初対面のS氏とK氏とが白鵬対朝青龍なみにがっぷり四つだったのは狙い通り。気分がいい帰り道、S氏と街道沿いのくるくる寿司店へ。皿の色とネタの状況を厳選して食べ終わりまでのストーリーを創りあげていくのがくるくるの醍醐味。「あ、158円皿と思ったら525円皿だった」なんてのは論外。
地物を中心としたネタのなかで「豊後生サバ315円皿」が気になる。イワシ158円、サンマ210円を集中的に攻めていた光り物好きのS氏も気になるらしい。しかし豊後生サバは315円なので「半分こしよう」と意見が一致。うまい。S氏いわく「おれ一人だったら、イワシ、サンマ、イワシ、サンマ、豊後生サバの繰り返しだな。豊後生サバはうまいけど高いから途中へ微妙にいれとく」。
店内の客は私たちだけだったので格差社会を痛感せずにすんだ。格差は悪いことじゃないなんて言ってた政治家は、くるくるで皿の色なんか気にしないんだろう。ていうかくるくるには来ないのか。ちなみに店内の最高峰は「スーパー大トロ525円(一貫)」。間違えて取ってしまったら大変なことになるのでS氏ともども細心の注意をはらいました。