中禅寺湖ニジマス持ち帰り解禁に
02月10日 06時35分奥日光の中禅寺湖では、原発事故のあと、マス類から国の基準の1キログラム当たり100ベクレルを超える放射性物質が検出されたことから、中禅寺湖漁業協同組合は、事故の翌年からすべてのマス類の持ち帰りを禁止していました。
その後、「ヒメマス」については4年前に持ち帰りが解禁され、さらに先月「ニジマス」についても、県の検査で安定的に国の基準を下回ることが確認されたとして、漁協は、中禅寺湖でマス釣りのシーズンが始まることし4月1日からニジマスの持ち帰りを解禁することにしました。
また、「ホンマス」についても今回、解禁しましたが、「ブラウントラウト」については、安定的に基準を下回っていないとして引き続き持ち帰りが禁止とされています。
中禅寺湖漁業協同組合は「原発事故からまもなく10年がたちますが、ようやくこの日が来たのかという思いです」と話しています
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2011年の中禅寺湖で、突然、一切の釣りができなくなったのはなぜか。魚の持ち帰りが禁止されたのはなぜか。リリース限定で釣りができるようになったのはなぜか。地域の人がどれだけ苦しんできたか。いまなお苦しんでいるのか。
釣り人的には、中禅寺湖でのキャッチ・アンド・リリース・レギュレーション継続の是非よりも、なぜそうなったかの理由を思いだしましょう。知らないなら知りましょう。

中禅寺湖畔のキャッチ・アンド・リリースご案内看板には「原子力発電所事故での放射能汚染による規制」であることの説明はありません。大書するべきでしょう。中禅寺湖は被害者です。
> 中禅寺湖が受けた放射能汚染被害は実害だ(2013/5/9)
> 淡水魚の放射能汚染まとめ/放射能汚染を釣り人としてどう受け止めるか(2020/10/17更新)
> 「キャッチ・アンド・リリースなら釣ってもいいじゃないか」とだけ主張するご意見には賛成できません。(2012/3/1)

NHK 首都圏 NEWS WEB
中禅寺湖がなぜ釣り禁止になり、なぜ魚の持ち帰りが禁止されたか。地域の人がどれだけ苦しんだか、今なお苦しんでいるか。釣り人はその理由を忘れちゃだめ。知らないなら、今からでも知ろうよ。
中禅寺湖が受けた放射能汚染被害は風評ではなく実害だ(2013)https://t.co/rqHeZkLojU
— 堀内正徳 (@jiroasakawa) February 10, 2021

選ぶべき未来は森と川と魚たちが教えてくれる。─『淡水魚の放射能 川と湖の魚たちにいま何が起きているのか』(水口憲哉=著)


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