この8月3日に、〈釣りのマル秘情報を売って、買える! 釣り情報フリマサービス〉が始まった。こんな画期的なネットビジネスを始めた会社はいったいどこだろうと思って調べると、菅首相のご子息を社員で使って官僚を接待した東北新社さんだった。七万円のステーキとかタクシー券とかお土産とかで有名になった。
前も書いたと思うけど、釣り場情報絡みでは面白いネタ話がある。世界でもっとも歴史ある月刊総合釣り雑誌(月刊つり人じゃん)が、わたしの大好きな秋田の小渓流を、ポイント紹介した。ほんの小さい川だ。誌面に載せるような場所じゃない。だから、次にそこの会長に会ったときに抗議した。
「こういうのやめてくださいよ、あの川はわたし20年通ってるんです。」
すると、
「俺は40年通ってんだよ。」
と真顔ですごまれた。突き出されたご尊顔には年輪が深く刻まれていた。
負けたと思った。
釣りのマル秘情報を売り買いしましょう! と呼びかける情報屋の軽薄には嫌悪感しかないが、「俺は40年通ってんだよ。」のど迫力には、むしろ笑っちゃうというか、それもひとつの人生だよね、文化ですよね、という気がするのは、わたしも紙媒体側の旧式な人間だからだろうか。
個人的には、釣り場へ同行して教えてあげた各種の情報を、黙って他の人へ横流ししたのが判明した相手とは、以降付き合えない。とくに一緒にした釣りを勝手にYouTubeへのせる行為は悪質だと思う。
わたしはこの釣りが楽しいから〝あなたに〟教えてあげます。他の誰かではないんです。という釣り師同士としての当然のニュアンスを分かってほしい。他の人に言わないでね、なんていちいち言うのはわたしの趣味じゃない。
ソフトボールの金メダルを河村たかし名古屋市長が食った件。「市長の首へメダルをかけてあげてください。」って選手に提案した何某がいるはずで、そいつが悪い。七万円のステーキで官僚を接待して平気なたぐいの人々じゃないかと、勝手に思ってる。
「黄色いやづ 真柄慎一短編集」(真柄慎一著@フライの雑誌社)
毎日新聞6/5
僕は僕なりの素敵な大人になりたい。小遣いはなかなか貯まらず、竿は買えないまま。そして釣れないまま。それでも毎日のように川へ向かった。さわやかな風を呼ぶ16の物語。https://t.co/yUZdHoEzsW— 新聞書評速報「汗牛充棟」 (@syohyomachine) August 4, 2021
〈フライの雑誌〉第122号を発行しました!
特集は、〈フライの雑誌〉初の入門編「はじめてのフライフィッシング1」。島崎憲司郎さん + 山田二郎さんの「初公開 ホットワックス・マイナーテクニック」です。
※取り扱い店舗様には2021年6月5日以降に並びます。
※少部数です。ご予約注文をおすすめします。
※Amazonなど各書店・ネット書店でも扱われます。ネット書店経由での発送は6月中旬からになります。
FM桐生「You’ve got Kiryu!」2021年8月2日放送分 ゲスト:フライタイヤー 島崎憲司郎さん
〝ギターもフライキャスティングも一緒です。〟
(パーソナリティ 小林隆子さん)
シマケンさんギター弾きまくりの巻https://t.co/yOHAO3cCEr@YouTube— 堀内正徳 (@jiroasakawa) August 4, 2021
ホットワックスの溶かしの技も見られます。次号フライの雑誌-第122号「ホットワックス・マイナーテクニック」(島崎憲司郎+山田二郎)特集との補完関係が成立。#flyfishing #フライフィッシング
シマザキ・フライウィングV / 島崎憲司郎のフライタイイングの世界 https://t.co/cZfGFmyuPs
— 堀内正徳 (@jiroasakawa) May 19, 2021
「4枚のフェザーがフェザーのままセットされて、真ん中が膨らんでる。膨らんでるから泳ぐんです。フェザーの根元を接着剤でくっつけたのと比べると、ホットワックスの方がずっといいです。泳ぎもいい。気のせいかね。それをやってみますね。」https://t.co/m55KSVhM0N
— 堀内正徳 (@jiroasakawa) June 14, 2021
「DTEのテールの先端側をタールノットにしたやつを引っ掛けて2ピースの構造にすることもできます。何言ってるかわからないと思いますけど」
わかんないっす!
その5 シマザキホットワックスワールド / Shimazaki Hot Wax / 島崎憲司郎のフライタイイングの世界 / TMChttps://t.co/CwpHidRvzf
— 堀内正徳 (@jiroasakawa) June 14, 2021