いつものポイントで、正月用食材で余った賞味期限切れのポークローフを角切りにしてぶっこんだが竿先は動かない。それならと、持参した食パンを撒き餌してみたが、スレきったコイどもははるか沖めで水面に浮かんだパンを口先でもぐもぐしてハリがないのを確認してから（！）、じゅぶりと飲み込むのでどうにも相手にならない。まあ彼らをそこまで疑り深くさせてしまったのは他でもない私なのではあるが（我ながらかなり悪辣な釣りをしてきた）。仕方ないのでコイ釣りをあきらめ、凧揚げにした。2.1メートルのコイ釣り竿とスピニングリール、3号ラインの先にゲイラカイトを結んで空に飛ばした。河原にいたほかの凧揚げ師の誰よりも私の凧が高いぞ。親子連れがうらやましそうに見ている。糸のびが気になったので次回はP.E.ラインを持ってこよう。