後楽園で観戦したフジタ”Jr”ハヤト選手の復帰戦を、週刊プロレスの誌面で読み直した。会場で目撃した試合を、後日雑誌の記事で再び味わい、手元に保管しておくのはプロレス観戦の醍醐味だ。
それで感じたのは、週刊プロレスの記事と写真と割付は、現代最先端の高度なプロフェッショナリズムを体現していること。そしてそれを味わうには、やっぱり大判の紙だよな、ってことだ。タブレットじゃあの迫力は得られない。
「おじさんふるッ」と誹られるのは承知で言うと、紙に印刷した本と、デジタルデバイスとでの読書体験の質は違うと思う。LPとCDは違うんだよ以上に。
学生の頃、樹村みのりさんのこの本がほしくてほしくて、古本屋さんを何軒も巡ってようやくゲトした。いまはAmazonで読み放題なんですって。
大島弓子さんや萩尾望都さんの初期作品だって、デジタルで初めて読んだのなら、俺の胸にこんなに深く刺さったままだったろうかと思ってしまう。
あの頃買い集めた単行本は、ぜんぶ物置にしまったままだ。
でも〝持ってる〟感はハンパない。


表紙素晴らしい。
「一緒に釣り場へ出かければ、相手の釣りの力量はもちろん、釣り師としての素性、人間性まで分かる。たった五分の釣りで分かる。情報が光の速度で釣り糸を伝わってくる。」
↑ こういう余計なことを書いてから、初めて釣りをご一緒する相手に警戒されるようになったかもしれない。この場合、別にデジタルでも紙でもどっちでも変わんないみたい。
わたしはシーラカンスになりたい。
・・・

フライの雑誌 125(2022夏秋号)
Flyfishing with kids.
一緒に楽しむためのコツとお約束子供と大人が一緒にフライフィッシングを楽しむためのコツとお約束を、子供と大人で一緒に考えました。お互いが幸せになれるように、子供が子供でいられる時間は本当に短いから。
子供からの声(10〜12歳)|大人からの声|水産庁からの声|子供と遊ぶための道具と技術と心がまえ|釣り人の家族計画|イギリスの場合|「子供釣り場」の魅力と政策性
特別企画◎シマザキワールド16 島崎憲司郎
座談会「みんなで語ろう、ゲーリー・ラフォンテーン」
そして〈シマザキフライズ〉へちっちゃいフライリールが好きなんだ|現役で使えるグリーンハート製ロッド大集合!|湯川の娘 知来要|カワムツはいつ、どこから来たか|海女のゆく末|メガソーラーの問題点
水口憲哉|中馬達雄|川本勉|斉藤ユキオ|カブラー斉藤|大木孝威|荻原魚雷|樋口明雄|島崎憲司郎
///

『フライの雑誌』の新しい号が出るごとにお手元へ直送します。差し込みの読者ハガキ(料金受け取り人払い)、お電話(042-843-0667)、ファクス(042-843-0668)、インターネットで受け付けます。

身近で楽しい! オイカワ/カワムツのフライフィッシング ハンドブック 増補第二版(フライの雑誌・編集部編)

「離島の釣りはバクチです。バクチは楽しい。」(中馬達雄名言)

フライの雑誌-第122号|特集◉はじめてのフライフィッシング1 First Fly Fishing 〈フライの雑誌〉式フライフィッシング入門。楽しい底なし沼のほとりへご案内します|初公開 ホットワックス・マイナーテクニック Hot Wax Minor Technics 島崎憲司郎+山田二郎 表紙:斉藤ユキオ


特集◉3、4、5月は春祭り 北海道から沖縄まで、毎年楽しみな春の釣りと、その時使うフライ ずっと春だったらいいのに!|『イワナをもっと増やしたい!』から15年 中村智幸さんインタビュー|島崎憲司郎さんのスタジオから|3、4、5月に欠かせない釣りと、その時使うフライパターン一挙掲載!
フライの雑誌』第124号

単行本新刊
文壇に異色の新星!
「そのとんでもない才筆をすこしでも多くの人に知ってほしい。打ちのめされてほしい。」(荻原魚雷)
『黄色いやづ 真柄慎一短編集』
真柄慎一 =著
装画 いましろたかし
解説 荻原魚雷

桜鱒の棲む川―サクラマスよ、故郷の川をのぼれ! (水口憲哉2010)