銀バヤと本バヤ | フライの雑誌社

昭和時代の三多摩地区の子供釣り師は、標準和名オイカワを銀バヤ、ウグイを本バヤと呼んでいた。

二種を厳密に区別していた。

もちろん〝本〟の称号を与えられたウグイの方が価値は上で、釣った者は翌日の学校でいばれる。

その頃、カワムツはいなかった。

真夏に大きいお兄ちゃんたちがやってたのが、先輩、同級生、後輩がやってるものになり、全国の若いのがやってるものになった。そのうち、自分の子供と同世代のが、さらにその下の子供らが、相変わらず元気よくやってるものになった。その間、ずっとTVの前で寝転んでる。俺の甲子園。

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フライの雑誌 125(2022夏秋号)
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Flyfishing with kids.
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