小河内ダムの様子を見に行く。平時より4メートル減水で切り立った山肌が無惨に曝されている。留浦でヘラ師を発見。竹で揃えた道具立てからしてかなりの強者と見た。話しかけると、親切に最近の湖の状況をあれこれと教えてくれる。ここ2、3年は尺級が日に何十枚と釣れている由。
観光客の多い日曜日の真っ昼間にも関わらず、話している間にも浮子がゆらゆらもじもじ、ツン!と入り、見事にアワセが決まる。私が通っていた20年前は一日やってアタリもないのが当たり前だったが、今の小河内ダムは近郊の野ベラ釣り場として最上級なのではないか。おまけに湖畔を見渡してもヘラ師の数は片手に足らない程度である。
ああフライロッドでヘラ釣りたい。