年上の友人たちと西口に集まった。面子は新聞記者と映画監督、キャバクラ好きの一部上場バツイチリーマン(見かけは893)。「ぼるが」の焼き鳥(絶対塩)をつまみながらもろもろ話す。
永田町は魑魅魍魎天国なこと。「ナントカ」に続いて「しょうがない」大臣が退場したこと。新しく軍のボスの座についた風見鶏のお姉さんのこと。
一人の力じゃどうにもならないことってあるんだよと新聞記者が焼酎をあおる。映画監督は次作の企画書をカバンの中からごそごそと取りだす。893なバツイチ男は娘がもう15歳なんだと目を細める。子どもには鉄砲じゃなくて釣り竿を持たせたいデスと私が言い、釣りをしない他の3人が何となく肯いてくれる。