一昨日、山梨県下の管理釣り場へでかけた。この釣り場はブユが大量に生息していることで有名だ。
数年前、同行者がむき出しの脚をブユにやられまくり、えらい釣れたのでかまわずそのまま釣っていたら帰路で発熱。気分が悪いというので、私が彼の黒い改造ソアラを運転する羽目になった。ぜんぜん前が見えないし、後ろからいかにもやばそうな車がうれしそうに煽ってくるので閉口した。やめなさいって。
同行者はよろよろ走るソアラの窓を全開し、頭を中央道に突き出して嘔吐しまくっていた。これ多分、アナフィラキシーショックだろう、ブユでもなるんだなあとおどろいたことを思い出す。(彼はその後、自宅でしばらく寝込んだらしい)
私はとくに虫刺されに弱い方ではない。むしろ、虫がこわくてフライマンやってられるか、くらいに思う。その証拠に20数年前、初めて行った道東では蚊柱のまっただ中でも普通に釣りしたし、つい先月も日光湯川でヌカカの総攻撃をくらったが、二の腕がだんだらの水玉模様になってもぺしぺし叩いてうっちゃってやった。
で、今回。たかだか山梨のブユごときまったくとるにたらん、おれを誰だと思っているんだと、わざと半袖半ズボンで釣っていた(バカだ)。するとどうでしょう。釣っている間はテンション高くて気にならなかったのが、帰宅してしばらくしたら、ブユに喰われた両腕と両脚、首筋が真っ赤になって腫れだした。とくに足首は異様にふくらんで、これおれの足か、象じゃないのか、というくらい。
けっこうやばい感じだが、こっちにも意地があるので病院には行っていない。ここんちのブユはいつのまにパワーアップしたのか、はたまた私の免疫力が落ちたのか。加齢か、そうなのか。