増沢信二さんに第102号レビューをいただきました

名著『フライフィッシング・マニュアル』などの多くの著書を持ち、本誌に連載もしていただいた増沢信二さんが、『フライの雑誌』第102号のレビューを書いて下さいました。以下ランダムに抜粋。

『フライの雑誌 最新号』の見出し。「おでん種」ですワ、ひとつひとつの記事は。素材も違えば、味もむろん違う。…“さあて、どれから読もうかな・・・”ってえ感覚は、おでん鍋を前に“さあて、どれから食おうかな・・・”という感覚とまったく同質

この「────マニア同士の火花がバチバチと飛びかう、大人げないオトナの対談────」なる箇所に我が野次馬感覚が強く反応。…「サルに申し訳ないですね」「相当深刻なご病状ですね」「まあ、150人くらいかな」などとキツめの一言をさりげなく。

松井(真二)さんの実釣シーン描写力はピカイチ!ますます磨きがかかっており、臨場感がビシビシと伝わってきます。フレーズは随所に弾力感と躍動感が感じられ、そのうえ、単語や接続詞のひとつひとつにジワ~とくる味わいが。

牧さんは、その猟師なる立場を利して、いくつかのフライ用素材を自前で調達。それを自ら加工し製品化。流通経路も構え自ら宣伝なすって販売。ワタシ、「フライ界のSPA業態」と命名。ちなみに「SPA業態」ってえのは、あの「無印良品」や「ユニクロ」、「ニトリ」のような

島崎憲司郎さんの記事には毎回圧倒され続け、いい加減、わが身にも耐性ができてもエエのに今回もまた圧倒されマシタ。まだ今号を手にとられておられん皆さん、ぜひ御自身の眼で!

こんな“手品”みたいな芸当ができるのは世界中広しといえども、島崎憲司郎さんただ独り。断言しちゃいますねえ。

島崎さん自らの手によるイラスト&解説文字の雰囲気やタッチは、ワタシが以前からたびたび指摘するように、かのダ・ビンチさんのスケッチにソックリ。

ここが刺さってくれればいいなと思って編集した箇所が、見事にズバズバと刺さってくれた印象です。まさに「そう読んでいただきたかったんです!」と叫びました。さすがのご慧眼です。

ご高評を感謝します。

ぜひ増沢信二さんのブログで全文をご覧ください

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『フライの雑誌』第102号
『フライの雑誌』第102号