〈『淡水魚』『淡水魚保護』および特集号の電子書籍化に関して〉

『フライの雑誌』読者にはおそらくご存じの方も多いと思いますが、1970年代の半ばから1990年代初頭にかけて、『淡水魚』『淡水魚保護』という書名の雑誌が発刊されていました。厳密には雑誌ではなくて、財団法人淡水魚保護協会の機関誌でした。

川と湖に棲む魚について、専門研究者と釣り人、自然愛好者たちからの原稿と研究データを横断的にまとめた、たいへんに充実した出版物です。なかでも誌面名物の座談会は時に緊張感あふれるやりとりもあって、社会への提言力に満ちたものでした。渓流釣りをする人には、とくに「ヤマメ・アマゴ特集」(1982)、「イワナ特集」(1980)、「イトウ座談会」(1983)などは必読と言えます。

このたび『淡水魚』『淡水魚保護』の愛読者である、鎌倉市ご在住の一個人が、『淡水魚』『淡水魚保護』の電子書籍化に取り組むことになりました。これは当時の財団法人淡水魚保護協会の編集兼発行人だった木村英造氏から許諾を得てのプロジェクトです。寄稿者の皆様へご案内をするにあたりネット媒体を活用します。フライの雑誌社では縁あってこのプロジェクトの企画についてご相談をいただき、情報の拡散にご協力することになりました。

電子書籍化プロジェクトの詳細、問い合わせについては、リンク先の石川晃一氏のブログをご参照ください。

『淡水魚』『淡水魚保護』および特集号の電子書籍化に関して
『淡水魚』『淡水魚保護』および特集号の電子書籍化に関して

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