〈幸福な釣り〉がもどるその日まで。

私は〝幸福を追求する〟という人間の当然の欲求の一つとして釣りを愛し楽しみ生きがいとしてきた。今回の事故で、放射性物質に高いレベルで汚染されてしまった地域では、この「幸福な釣り」を諦めざるを得ない状況になっている。

また、素晴らしい釣り場を夢見て、何年もコツコツと続けてきた努力が、全てチャラになってしまった。私は、しっかりとこの事実を受け止め、「不幸な釣り」を続けるしかない。本当に残念な事だが、「幸福な釣り」は私が生きている間には戻ってはこないだろう。…

今の私にできることは、今回の事故を教訓として、後世の釣り人たちに同じ思いをさせないことだとだと考えている。自らの戒めの意味も含め、二度と同じ過ちを繰り返さないためにも、今回の事故の早期の原因究明と安全なエネルギー供給のシステムへの転換を強く要望していこうと思う。
 
「不幸な釣り」を続けながら、そして、またコツコツと未来の釣り人の為に種を撒き続けながら・・・。。

群馬県太田市の釣具屋さんオジーズの柏瀬さん、3.11の日記から。全文をぜひリンク先で。

心強い。