先日友人と群馬方面へ釣りに出かけた折り、フライショップさんにふらりと入った。すると友人が「わー、TMC921がある!」と大興奮して、各サイズを買い占めていた。友人によると、マシュマロ・ピューパをTMC921の各サイズに巻くのが気にいっているのだが、今年のティムコ社さんのカタログからは、いちばん使うサイズが消えているとのことだ。
カタログを開くとたしかに18番、16番、14番しか載っていない。ウェブサイトの方にはまだ載っているが、今までの経験上、こういう場合は廃番の意思ありということになっている。ショートシャンクの921は用途範囲が広くて使いやすいのだが。
数年前のこと、マシュマロ・スタイルを巻いて明らかにいちばんよく釣れる色の「エアロドライウィング #07(ダークグレー色)」が、ティムコカタログから消えた。あの時は、軽くパニックになったフライフィッシャーがあちこちのお店を回って買い置きにいそしんだ。で、熱心な釣り人(小売業者さん含む)がティムコ社さんへ抗議した結果、カタログラインナップに#07が復活したのは、記憶に新しい。復活したからよかったが、シンセティック系はこういう時に弱いなあと思ったものだ。ましてフックならなおのことだ。
参照:「気づいたら廃盤になってたTMCフックたち」(新潟フライフィッシング友の会さん)
フライフィッシング・メーカーのリーディングカンパニーとして、〝ティムコ社さんはどうしてフライフィッシャーがよく使う商品から廃番にしたがるのか。〟みたいな言われ方をするのは本意ではないだろう。色々と考えてもらいたいです。