釣りするのも釣りしないのも私の自由。釣った魚をリリースするもしないも私の自由。

こうまで広範囲にばらまかれてしまっては、ヒトが環境中から放射性物質をぜんぶ除去するのはもう無理。除染はまやかし。キレイなところを選んで、放射性物質から身を防護して暮らしていくのが現実的対応だ。ぼくらはそういう世界を知ってる。ナウシカだ。

もしくは「放射能なんか気にしない」手もある。これくらいじゃただちに影響ないらしいから、生きてる間は思いきり楽しめばいい。自分だけなら。

釣り人的には、「私が釣りするのも釣りしないのも私の自由」が、以前からの個人的テーゼであるのは変わらない。「釣った魚をリリースするもしないも私の自由」なのも変わらない。前から誌面でも言ってる。でも釣り場が開かないと自由もへったくれもないんだな。鬱々として楽しめず。

とすれば個人的テーゼに基づいての現実的対応とやらを提示する段階なのか。釣り場をとりまく状況はここにきて不条理が爆発している。幸い、表現を束縛されない立場にいさせてもらってる。

もう少し考えて次号に載せたい。

★〈地中30センチにまで浸透か 放射性物質、除染に影響も〉

東京電力福島第1原発事故で放出され地面に降り積もった放射性物質について、事故から3カ月後の昨年6月にはほとんどが地表から5センチまでの浅い場所にとどまっていたが、1年後の現在では10~30センチの深さまで浸透している可能性があるとの推定を、日本原子力研究開発機構のチームが14日までにまとめた。雨水がしみ込む際に一緒に運ばれるとみられる。同機構幌延深地層研究ユニット(北海道幌延町)の佐藤治夫研究員は「除染活動が遅れるほど放射性物質は深く移動し、除染で取り除く土壌が増えたり、(地下水に入って)井戸や河川に流れ込んだりする危険性がある」と警告している。

共同通信 3.14