「ハッピーハロウィンinハーモニータウン仙川」がハッピーなのにはわけがある。

我がまち仙川町のがんばる商店街、ハーモニータウン仙川は今日28日、毎年恒例の「ハッピーハロウィンinハーモニータウン仙川」を開催する。抜けるような秋空が広がっている今日はまさにお祭り日和。「ハッピーハロウィンinハーモニータウン仙川」は、子供や若奥様たちが仮装して商店街を練り歩き、かぼちゃちょうちんのぶら下がったお店で合い言葉を喋るとお店の人にお菓子をもらえる、というのがメインのイベントである(ていうかそれだけ)。この季節「お菓子のまちおか」は大いそがしだ。
もともとはケルトの収穫祭に始まったハロウィンは、仏教徒にとって分かりやすく言えば西洋のお盆である。ところが先日行った浦安のネズミの王国のハロウィンパーティーはご先祖様への感謝の心など一切なく、単にみんなでばかみたいに踊り狂っていただけであった(お姫様はかわいかったけど)。
数年前某フライショップへ取材に行ったとき、店主が「物事はたいていアメリカに行くと妙なことになるんですよ」と呟いていたことを思い出す。彼の店はアメリカ仕込みのフライフィッシングを直輸入することから商売を始めたのでその発言はいかがなものかとは思いつつ、うまいこと言いますねとひざを打った。ハロウィンについても「アメリカに行って妙なことになった」と言いきって大きく間違わないと思う。
ところで「ハッピーハロウィンinハーモニータウン仙川」は開催を重ねるにつれて参加者の気合いレベルが向上し、最近はけっこう露出度の高い仮装でブイブイ言わせるチャレンジャー若奥様もいたりする。去年文房具店へシャープペンの芯を買いに行ったとき偶然いい思いをしたらしい我が社の編集部員Aは、何だか朝からソワソワしている。アメリカにもいいことはあるみたい。