「猟」と「漁」の違いはあれど、

たとえ津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました。しかし、津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅させた。それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い。

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漁業担い手対策の仕事をされている方と今朝電話でお話ししました。「ホームページに漁業担い手募集って出すと7~8人はすぐ来るよ。来るけどほとんど辞めちゃうな」。そのすぐ後に市の職員の方から漁業担い手対策について意見を聞かせて欲しいというメールが来まして、朝方の電話の話をすると「なんで辞めちゃうんですかね?」…

『山と河が僕の仕事場』これがホントおもしろい。首都圏生まれの筆者が奥さんの実家がある九州に移住して、猟に興味を持って猟師になるってストーリーなのですが、「猟」と「漁」の違いはあれど、周りの人達から教えてもらって技術が向上していくってプロセスは魅力ですよね。

釣り命ってひとは全国にたくさんいて、釣りをして暮らして行けたらって思ったことがある人は少なくないでしょう。まあ、さすがに釣りだけでは厳しいでしょうけど、養殖とか定置網とか比較的安定した漁業と組み合わせればなんとかなりそうです。

ただ、都会からやってきて地域のコミュニテイーに溶け込むってのはけっこう難しいと思います。この本のように奥さんの実家に行くってのは入りやすいようですね。田老でも、最近は婿さんの後継者が多くなってがんばってます。

 後継者対策は婿さんかな これからは。

防浪堤は壊れても ~たろうの海~〉さんから

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