こないだ私も参加してかなり楽しかった『釣り人による義援金フリマ』の、第2回が開かれる。前回が大好評だったということで、今回のスペースはなんと倍増の2フロアになっった。くわしくは言い出しっぺのライター、谷剛さんのインパクトあるお顔が出迎えてくれるブログ、「ナニなに!?たにです。」をどうぞ。
第2回 釣り人による義援金フリマ
5月29日(土) 12:00~18:00
日本フィッシング会館(八丁堀)
じつは第1回の会場では、私はベイトキャスティングロッドを買ったのだった。
ルアーメーカーさんのブースの前を通ったら、その竿のブランクの「アブガルシア」という文字が目に飛び込んできた。おじさんはアブには弱いんだ。ちょうどベイトロッド欲しかったところなんですよぉ。
お店の人に金額を聞いたら「500円です」。アブガルシアなんだからそれじゃあ申し訳ないなと思って、調子にのって1000円を渡した。「いいんですか」「いいんです、募金ですから!」
「はいどうぞ」と竿を渡された。手にとって抜こうとして、あれフェルールはどこだ。その時点でやっと気づいた。ゲッ、これワンピースか。
これから7歳児と地下鉄でスカイツリー見に行く約束してるんだよなあ。どうすんだこんな長いの。ワンピースじゃ買わなかったよぅ。
さっき調子にのったばかりで今さら「やっぱいらないです」とは恥ずかしくて言えない。微妙に引きつりながら竿をいただいた。
その日はフリマへ持っていった本と釣り具をぜんぶ売りきって(買ってくれた方ありがとう)売上げを谷さんへ渡したあと、ベイトロッドをむき出しで持ったまま地下鉄に乗って、業平橋駅のスカイツリーの真下へ行った。
そして誇らしげにそびえたっているスカイツリーのてっぺんをベイトロッドの竿先で指して言った。
「ほらごらん、これが地震でもびくともしなかった東京スカイツリーだよ」