「食べないなら関係ない」か。

川も湖も少ないクロアチアで最も漁獲量が多く、よく食べられている淡水魚がコイということで2000~2006年の年平均漁獲量は3800トン、国民一人当たりの年間消費量は0.9キロになる。約440万人が同じようにこれだけ食べている訳でなく好きでよく食べている人は5キロも10キロも食べるだろう。そこで、首都ザグレブにある医学研究と職業衛生研究所のフラニックとマロヴィック(2007)はチェルノブイル原発事故で降った放射能で汚染したコイを食べた場合に人々の健康にどの程度影響するのかを調べた。(『淡水魚の放射能』水口憲哉42P「クロアチアのコイ」より抜粋

手賀沼モツゴ 71Bq/kg、手賀沼ギンブナ 220Bq/kg、手賀沼スジエビ 93Bq/kg、利根川テナガエビ 17Bq/kg、与田浦スジエビ 13Bq/kg …(千葉県9/14発表)

淡水魚の放射能汚染まとめ/放射能汚染を釣り人としてどう受け止めるか(9/18追加)

モツゴとは関東で言うクチボソのこと。小学生の頃に父親と手賀沼へ時々行った。ヘラブナ狙いだがわたしにはクチボソしか釣れなかった。しかし手のひらのなかでぴちぴち動くクチボソの感触は今も忘れない。

〝もともと川魚は食べない。ましてやクチボソやフナなんか、いくら放射能で汚染されてもあまり関係ない。〟と言う人もいる。

そうじゃあないんだ、と釣り人は声をあげられると思います。