「駆除の邪魔はしないでいただきたい」

ご機嫌な「外来魚回収いけす」の写真撮ってきた。バス、ギル以外の魚は入れるなと言うなら、「バス、ギル回収いけす」に名前を変えた方がいい。

琵琶湖にとって何が外来魚で何が在来魚かを、どれだけの人がきっちり答えられるというのだろう。もともと琵琶湖にはいなかったワカサギは、いまは年間何十トンも獲れる琵琶湖漁業の重要な基幹魚種だとか。外来魚が琵琶湖でNGなら整合性がつかない
2005年5月28日に開かれた、釣り人を対象にした特定外来生物法の説明会。釣り雑誌、新聞、釣り人、釣り団体、釣り業界関係者が集まった
マイクを持っている環境省のこの人が、冒頭で特定外来生物法の概略説明をした。「皆さんには協力してくださいとは言わないけれど、駆除の邪魔はしないでいただきたい」と発言。今でも覚えてる。もちろんわたし挙手して突っ込んだ。しばし会場混乱。そのあと、特定外来生物法と琵琶湖の漁業との関連について、答えづらいに決まってる質問が会場からあがった。すると環境省のこの人は、「漁業のことは水産庁が答えます」と言って、同席していた水産庁の担当者二人へ、ひょいと回答を振った。水産庁はモゴモゴしてなにも答えられず。あれから12年、水産庁はなにか変わったか。111号に「水産庁は誰の味方か」というコラムを載せました
魔魚狩り ブラックバスはなぜ殺されるのか 水口憲哉(著)|ブラックバスは、濡れ衣だ! 異色のベストセラー
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フライの雑誌-111号 特集◎よく釣れる隣人のシマザキフライズ とにかく釣れる。楽しく釣れる。Shimazaki Flies|外来種と放射能汚染で考える。水産庁は誰の味方か