『テンカラサミット2009』に行って来た。

21日(土)、浜松市で開かれた『テンカラサミット2009』に行って来た。ゲストは、冨士弘道、瀬畑雄三、竹株渓遊、天野勝利、堀江渓愚、倉上亘、下田香津矢、榊原正巳の各氏。分かる人には分かると思うが、よくもここまで、現代テンカラ界の重鎮を一所に集めたかとおどろく。

上記ゲストにサミット世話人の石垣尚男氏をくわえたパネルディスカッションは、各名人が熱く語るそれぞれ独自の〈毛鉤観〉が、ひじょうに興味深く、浜松へ来てよかったとこころから感動した。当日は『イワナをもっと増やしたい!』(フライの雑誌社)著者の中村智幸氏の講演もあった。お声をかけていただいて、本を会場内で頒布したところ、用意した冊数を完売していただいた。これもまたとてもうれしく、ありがたい。

フライフィッシングとテンカラと、両方に手を出している釣り師は意外に多い。フライ界とおなじくテンカラ界も少子高齢化が進んでいるらしく、石垣氏いわく「このような催しは今後はもう開けないでしょう」とのこと。まったく、まさに日本の釣り文化史上にのこるイベントであったと思う。『フライの雑誌』次号で、この『テンカラサミット2009』をくわしくレポートしたい。しなければいけない。