『フライの雑誌』次号第100号の進捗とラインナップについて。6/24改訂

※『フライの雑誌』次号第100号(8月上旬発行)のラインナップやトピックスを、小出しにご案内してゆきます。これだけ濃い内容とメンバーを隠しておくのがツラい。皆さまに話題にしていただきたく、よろしくお願いします。編集者の公開メモ、ならびに寄稿者さんを逃がさない意味もあったりします。順不同。

ヘンタイ桂師、松井真二さんの次号第100号用の「パニック・ライズ」新作が届いた。内容のヘンタイ度も史上最強だが、『フライの雑誌』への掲載が始まって以降、どんどん魅力を増している、文章そのもののうまさがすごい。新企画を投下。

●樋口明雄さん、最新作で大ヒット中の単行本『天空の犬』(徳間書店)のスピンオフ作品を『フライの雑誌』第100号へ執筆。

『朝日のあたる川』著者の朝日のあたる男、真柄慎一さんから電話。「あのぅ。おれ、つぎ書くんですか?」。書くよ、書くよ、書いてってば! ずっと前に頼んでるじゃん。

[100号記念:わたしのベスト・フライパターン2013]は読者の皆様のご協力で作る記念記事です。もっともっと、どうぞお気軽にご参加ください。第63号以降の「隣人のフライボックス」へご登場いただいた方へDM送りました。ヨロシク。

●発行がまた遅れていろいろ本格的に怒られている近刊「バンブーロッド教書」の一部プレビューを掲載します。インターナショナルにどヘンタイな「Radical Bamboo Rod Builders」の最新回ももちろん掲載。両方とも翻訳しなくちゃならない翻訳者の永野竜樹さんはまじめにがんばっています。応援しましょう。

●フライの雑誌社の新刊『葛西善蔵と釣りがしたい』の62もある本文からひとつをプレビュー掲載します。どのアレにしようか考え中。

●鹿児島夢やの中馬達雄さんに「次は自由に書いてください」と言ってあります。どんなのが来るのか正直こわいよう。ピンガマス激しくうまいよう。中馬さんは『葛西善蔵と釣りがしたい』にも勝手に出てもらいました。

●やさしいクマに似ている世界的なクマ研究者のフライフィッシャーに新しく寄稿していただきます。人生釣りばっかじゃないんです。

●NHKテレビで全国デビューした九州宮崎の毛鉤職人、牧浩之さん。今回も気合い入ってます。また締切直前に雲隠れするのはやめてくださいよね。

●フラクタルで逆ドリフトの風磊人さん、3年ぶりの本誌ご登場。そういえば逆ドリフトの動画解説の続き、どうなったんですか?

●尋ね人:カブラー斉藤さんと連絡がつきません。メールしても返信こないし、電話に出ないし、留守番電話を何回もいれても音沙汰ありません。ていうか、もう20年もこんな感じです。町で見かけたら教えてください。

●増養殖研究所研究者で『イワナをもっと増やしたい!』著者の中村智幸さんへの、ロングインタビューを掲載します。全国にブームを巻き起こした「渓流魚の人工産卵場作り」以来のビッグなトピックを、次号第100号で発表してくれます。これ誰よりも先に読んでおいた方がいいです。

『文豪たちの釣旅』著者大岡玲さんから、第99号に引きつづきご寄稿いただきます。VISAの会員誌「はれ予報」の最新6月号巻頭に大岡さんのフライフィッシング姿と、さすがと唸らされるエッセイが掲載されています。リンク先のネット上で読めますよ。誌面上で『文豪たちの釣旅』も紹介していただきました。感謝。

『淡水魚の放射能』著者の水口憲哉さんが「なに、つぎ100号か? ふうむ。じゃあちょっと考えなければいけないな」と仰っています。『フライの雑誌』の1987年創刊号に登場して、ここまで継続して執筆してくださっているのは、水口憲哉さんと島崎憲司郎さんのお二人です。

第99号の表紙イラストが大好評だった斉藤ユキオさん。ユキオさんの「優しき水辺」でやさしい気持ちになってください。

●たいへん申しわけありませんが、諸般の事情により次号第100号から値上げさせていただきます。そのかわり中身は今まで以上に濃くなります。おトクな[友の会]もどうぞ。少部数限定で永久保管したくなる美本の精鋭編集路線を貫徹します。これからの出版はこの方向しかないと思うんですよね。広告主と打ち合わせ済みの提灯広告載せてルーティン編集の大量生産で大量流通の大量返本なんて、時代的にもう全然ありえないでしょ。少なくともうちの仕事ではない。『フライの雑誌』は〝雑誌〟だけど何年たっても古びない〝単行本〟として長く手もとに置いていただきたいと、思っています。重いですか?

●近々に島崎憲司郎さんのところへ行ってきます。すでにちょっとさわりを聞いているんですが、もう今からドキドキ。

●次号第100号で公開。本誌創刊以来、三本指に入ると思われるトピック。島崎憲司郎〝シマザキ・マジック〟のヒントはここに。(6/7)

●【ご協力御礼】今朝10時30分、カブラー斉藤さんの携帯へ電話をかけたところ、「あい」と眠そうに出てくれました。情報をくださった皆さまのご協力に感謝します。ちなみに編集部からの連絡を約3ヶ月間も無視しつづけていた本人からは、当然のように、詫びの言葉のひとつもありませんでした。第100号は書くの?どうするの?と問いただしたところ、「…じゃあ、書こうかな」と言っています。しかしながらカブラーは来週から北海道へ行くそうです。はやくも危険信号が。(6/8)

●『フライの雑誌』次号第100号の編集は、まだまだ暗中模索にも至らない暗黒星雲状態だが、ひとつだけすでにハッキリと分かっていることがある。それは中身がものすごく濃いために、通常の枠に到底入りきらないということだ。100号だからといって特別ぶるのは粋じゃないといやだったのだが、この際「第100号・超ウルトラ特別記念号」ということで、大々的に突っ込むことにします。総ページ数が大幅に増えます。カラーページも大胆に増やします。たぶん値段も上がります。悩んでいる方、「フライの雑誌 友の会」に入っておいた方がおトクだと思います。100冊目の『フライの雑誌』はとにかくすごい本を作るから、そこんとこよろしく。(6/15)

●「海フライで、ジャイアンとトレバリーを釣ってみたい。」
ん? ドラえもん?
「海フライで、ジャイアント・トレバリーを釣ってみたい。」
おう、GTだよね。一瞬焦った。
ただいま『フライの雑誌』次号第100号、読者参加型・超保存版大特集「わたしのベスト・フライパターン」をまとめ中です。(6/24)



随時更新。(堀内)