『ルアーマガジンリバー』誌の最新10月号を勝手に紹介。

トラウトルアーの専門誌『ルアーマガジンリバー』誌の最新10月号が出た。記事の中からいくつか勝手に紹介。

>【巻頭グラビア】東京都・日原川釣り少年たちの夏休み

青梅市在住の頭が良さそうな仲良し高校生2人組が巻頭に。東京都の奥座敷、奥多摩をルアー釣りのフィールドとしているとのこと。頭脳派と地下足袋野郎の二人の17歳の対比が面白い。思い起こせば四半世紀前、立川市でくされた高校ライフを送っていたわたしが、唯一通えた渓流釣り場も奥多摩であった。青梅線の無人駅を利用して多摩川の本支流をよく釣り歩いた。車掌さんの検札から全力で走って逃げた。おっさん遠目。

>【特集1】「メタル新時代」

渓流ルアーの最新事情に疎いのでメタルって何のことかと思ったら、スプーン、バイブレーション、ジグ類とのこと。なるほど。むかしはミノーを渓流で使う人なんてほとんどいなかったから温故知新か。色あざやかで形状もいろいろ個性的な最新トラウト用スプーンの華やかさにくらっとした。楽しいよう。また渓流ルアー始めようかな。ミノーは高いからやっぱスプーンでしょ。ゴールドが一番釣れるんだよね。

>【特集2】「渓流×ベイトフィネス」

「ベイトフィネス」とは超ウルトラライトなベイトシステムのこと。軽量&浅溝&ハイギアなベイトリールとそれ用のベイトロッドで、2グラムとかのルアーを投げる。キャスティング時の「垂らし」が不要なのはたしかに大きなメリットだろう。記事を見ていたら、いますぐ欲しくなった。でも10マン円コース確定みたい。じつはこの「フィネス」はバスルアーの世界では何年も前から流行しているが、フライフィッシングでも最近になって「フィネス」言い出してる。「0X以下は使えないっしょ。」と北海道の友人が言っていた。いまかなり話題になっている『フライの雑誌』第100号の「フライ業界サイドビュー」には「フィネス」は出てきません。

>【Lure Magazine River Lesson】 秋の大型ヤマメに近づく方法

秋のデカヤマメははっきり言って難しいです。ハイ。でもこの記事を読んだら、なんだか自分にも釣れそうな気がしてきた。ホッホッ。

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世の中に釣り雑誌が数あるなかで、『ルアーマガジンリバー』誌は、編集企画の狙いどころ、美しい写真と解説記事の作り込みなど、釣り雑誌の王道をガシャガシャしながらていねいに遊んでいる感じが伝わってくる。作り手と読み手の間にとてもいい関係性が結ばれている。双方に品があるのだろう。

ルアーマガジン リバー2013年10月号
ルアーマガジン リバー2013年10月号
小社新刊『葛西善蔵と釣りがしたい』を1ページの書評欄を使って紹介してくれた。「...世のなか正論ばかりではなく、二元論で語りきれるものでもなく、混沌は混沌でいいのだから受け入れようじゃないか、という筆者のスタンスに元気をもらった」と書いてくれた。ありがとうございます。
小社新刊『葛西善蔵と釣りがしたい』を1ページの書評欄を使って紹介してくれた。

「…世のなか正論ばかりではなく、二元論で語りきれるものでもなく、混沌は混沌でいいのだから受け入れようじゃないか、という筆者のスタンスに元気をもらった」と書いてくれた。そう言ってくれただけでもこの本を出してよかった。でもこのタイトルはちょっと…。

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