『宇奈月小学校フライ教室日記 先生、釣りに行きませんか。』へのご感想

20日に初回発送を開始したばかりの、フライの雑誌社の新刊『宇奈月小学校フライ教室日記 先生、釣りに行きませんか。』への反応がすでに届き始めた。

一番多いのは、<一気に読んでしまった>という声。この本は206頁という薄くないページ数なのに、そのように言われるのは、じつは本にとって何よりもうれしいことだ。なぜなら面白くなければ一気に読めるはずもない。いったん頁を繰り始めると、登場人物たちが織りなす活き活きとした物語にぐいぐいと引き込まれていく。思わず笑い、一緒に考えさせられ、悩み、読み終えて、ひとつ小さく息をつき、「ああ、面白かった」。いい本には感情がある。

ついで<読みやすい>との声も多くいただいている。これもまたとてもありがたいご感想だ。タイトルに「フライ教室」とついているものの、現在までの読者はフライマン以外の方が圧倒的に多い。フライフィッシングを題材の一部分にはしているが、今まで釣りをしたことのない方でも、いっさい分かりづらい箇所がない本作りをしてある。編集部に届いている読者の年齢層は、下は10代から上はご年配の方まで、驚くほどに幅ひろい。釣りをしない人にプレゼントしてもきっと喜んでもらえるだろう。

先だって取材を受けた全国紙の記者さんは、「この本をぜひ当事者の、小中学生の子どもたちに読んでもらいたい」、とおっしゃってくださった。子どもの時間は一瞬だ。輝きはそれゆえ色あせず、いつまでも記憶の中に残る。

いただいたご感想は今後、随時小社サイト上でご紹介していきます。

最新単行本:釣りをとおした環境教育『宇奈月小学校フライ教室日記 先生、釣りに行きませんか。』発売中