〝よく釣れる〟海のフライフィッシング。

いちばん上の写真の方は、ホームから360㎞の距離にある完全アウェーの離島へ、あえて事前情報をシャットアウトして初めて釣りに行き、この島経験者の皆さんがお目当てのポイントへ散った後に、島の構造と潮流と魚の生態から推理して、〝みんなの釣りが見えるように。遠くへ歩くのは疲れるし〟という理由でもっとも近場で中央にある堤防に釣り座を構え、同じ場所に入ったほかのお三方より後からフライロッドを振りはじめて誰よりも早く最初のアジを釣り、しかも4回投げて4匹釣って、驚いた皆から乞われるまま、キャストの距離とカウントダウンとフライパターンとリトリーブのストロークとスピードの貴重な情報を一切もったいぶることなくその場で伝え、「ぼくの役目はこれで終了」とばかりにあとはのんびりかつまめまめしく豆アジを釣り続ける、鹿児島のフライショップ〈ちゅうまんの夢屋〉の中馬達雄さんです。『フライの雑誌』へ「悩まないフライマンたちへ」を9年間に渡り連載してくださっています。

2013年2月9日(土)─10日(日)、そんな中馬さんを慕いつついつかは乗り越えてやらんと虎視眈々と狙っている夢や系の海フライマン総勢16名が、東京、茨城、静岡、和歌山、兵庫、福岡、鹿児島から玄界灘の離島へ集まり、海フライを楽しみました。

約35年前に〝よく釣れる〟海のフライフィッシングを開拓すべくたった一人での挑戦を始めて以来、これまで得てきた情報をすべて公開して共有し、今なお地元の海で〝毎日〟フライロッドを振りつづけている中馬さんの夢は、腕と根性とオリジナリティで自分を軽々と乗り越えるような若いフライマンたちが全国の海に現れること。

今回、中馬さんは果たして望み通り皆に踏みつけにされたのでしょうか。夢屋の夢はまだ夢の途中なのか、それとも。

『フライの雑誌』次号99号の中馬さんの連載記事中のコラムで編集部が解説。

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