『フライの雑誌』第96号(2012年)第2特集〈釣り人のサイエンス〉に〈バーチャル・ミジンコ〉で登場・寄稿してくださった基生研・渡辺英治さんの研究グループの最新論文。
〝メダカは同種個体の自然な動きに引き寄せられる。メダカとして不自然な動きを呈示すると、メダカを引き寄せる効果が減弱する。〟
これって、ストリーマーの釣りに関連するのでは? 釣り人的には、フライなりルアーなりへ魚をアタックさせるために、疑似鉤の〝動き〟の要素をどう考えるかというテーマになる。その場合、トリガーが食い気なのかリアクションなのかによらない点も肝心。
2012年の取材時、研究室にずらりと並んだメダカの水槽が印象的だった。あのメダカたちがいい仕事をしたのでしょう。メダカよ。