あの極悪スプーに続き、

極悪うさぎが参上した。画伯手描きのおどろおどろしい輪郭のなかへ、なぜそこへ置くのかと驚愕するほどあきらかにバランス悪く配置された、純真なつぶらな瞳というイレギュラーなコントラストが、見る人すべてを二度と戻れない魔界へと誘いこむ。いったいなんなんだこの腕は。これをうさぎの腕だと言い張るのか。